ストレスは薄毛になる可能性あり!具体的な因果関係を最新の論文を用いて紹介

ストレスは薄毛になる可能性あり!具体的な因果関係を最新の論文を用いて紹介

「最近薄毛になってきた」
「ストレスが溜まっているからかも」

このように「ストレスを感じるとハゲる」と考えている方は少なくありません。
ただ、ストレスと薄毛にどのような因果関係があるのか、具体的にわかっていないという方が多いのも事実です。

そこで本記事では最新の論文から、ストレスと薄毛の関係について解説します。

この記事の監修者

中川陽子
中川陽子薬剤師・医学修士
北海道大学大学院卒業
薬局薬剤師としてAGAや壮年期脱毛症、円形脱毛症の医薬品調剤や服薬相談を多数経験
薄毛の悩みを解決できる医学薬学知識を啓蒙することで、患者さんのより良い人生に貢献したい
と思っております。

薄毛の原因について

薄毛にはさまざまな原因があります。

  • AGA
  • AA(円形脱毛症)
  • 脂漏性脱毛症
  • 牽引性脱毛症
  • 老化による脱毛、など

このうち、AGAはストレスと直接的な関係がありません。
なぜかというと、AGAの原因はDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる男性ホルモンにあるからです。

ストレスが溜まったとしても、DHTが増えるわけではありません。
反対に、ストレスフリーな生活をしていたとしても、DHTが生み出されてしまえばAGAが進行します。
詳しくは下の記事をご覧ください。

 

参考記事
【毛髪診断士監修】ストレスでハゲるのは本当?髪に与える影響と予防法解説
【毛髪診断士監修】ストレスでハゲるのは本当?髪に与える影響と予防法解説!

 

ストレスで薄毛になる?最新の論文を紹介

ストレスはAGAの原因になるわけではない一方で、一時的な薄毛につながりかねないと示唆されています。
2021年3月31日に公開された論文を紹介します。

当該論文の趣旨は以下のとおりです。

ストレスを抱えたマウスは、ストレスホルモンである「コルチコステロン」の量が多かった。
コルチコステロンはGas6タンパク質の産生を抑制して毛包幹細胞を休止させ、ヘアサイクルの休止期を延長する。
コルチコステロンが多いマウスはちょっとしたことでもストレスを感じやすくなり、ストレスの悪循環が起こっていた。
ストレスから解放されると毛髪サイクルは正常化した。

より簡単に言えば、ストレスが溜まるとGas6の産生が抑制され、ヘアサイクルが乱れるわけです。
ヘアサイクルとはなにかというと、髪が生えて抜けるまでのサイクルを意味します。

ヘアサイクル

上記のようなヘアサイクルを繰り返すのが普通です。
しかし、Gas6が減ると休止期の割合が高くなり、髪が十分に育つ前に抜けてしまうわけです。

Gas6とは成長因子(グロスファクター)の一種で、おもに体内で作られます。
若いときは盛んに生成されますが、加齢に伴い減っていきます。

Gas6はさまざまな働きを持つ成長因子です。

  • 血管平滑筋細胞増殖
  • 遊走の促進活性
  • 腎メサンギウム細胞、シュワン細胞、線維芽細胞などの増殖促進活性

多すぎても少なすぎても体に悪影響が出ますが、ストレスが溜まると、このGas6が生み出されにくくなってしまうわけです。
以上の点から、「ストレスは薄毛を招く可能性がある」といえるでしょう。

ただし、上記の論文はあくまで「マウスを用いた実験」である点に注意してください。
同じことが人間にもいえるのかはわかっていません。
もっとも、ストレスはさまざまな病気の引き金になる恐れがあるため、適度に発散するのは非常に重要です。

ストレスによる薄毛を減らすには

ストレスを発散する方法は多々あります。

  • 適度に運動する
  • 規則正しい生活を心がける
  • バランスの取れた食生活を意識する
  • 趣味に打ちこむ
  • リラックスする
  • 睡眠時間を確保する

特に重要なのが「睡眠」です。
厚生労働省でも、睡眠不足はストレスの原因になりかねないとしています。

睡眠不足は、疲労感をもたらし、情緒を不安定にし、適切な判断力を鈍らせるなど、生活の質に大きく影響する。また、こころの病気の一症状としてあらわれることが多いことにも注意が必要である。

出典:厚生労働省|休養・こころの健康

さらに、睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が少なくなるため、抜け毛の増加などにもつながりかねません。
詳しくは下の記事をご覧ください。

 

参考記事
【薬剤師監修】睡眠不足だとハゲるの?睡眠と髪の毛の関係を解説!
【薬剤師監修】睡眠不足だとハゲるの?睡眠と髪の毛の関係を解説!

 

ストレスを定期的に発散して、薄毛を予防しよう

本記事で説明したとおり、ストレスはコルチコステロンがGas6タンパク質の産生を抑制して、毛包幹細胞の活性化を阻害することではげる可能性があります。
一方、毛包幹細胞の活性化を抑えるGas6は線維芽細胞の増殖促進活性を持つため、将来的にはストレスによる薄毛の治療になりうるかもしれません。

ただし、実際に使用できるようなるには時間がかかることでしょう。
適度にストレスを発散するのが最も大事です。

薄毛の原因がAGAなら、ストレス発散とともに治療をはじめましょう。
AGAは正しく治療すると、進行を遅らせて薄毛を改善することができる可能性があります。
詳しくは下の記事をご覧ください。

 

参考記事
【薄毛男性必見】AGAとは?治療法・費用・治療期間をまとめて解説
【薄毛男性必見】AGAとは?治療法・費用・治療期間をまとめて解説

 

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