【薬剤師監修】AGA治療で血液検査はなぜ必要?理由やかかる費用、流れまで紹介

【薬剤師監修】AGA治療で血液検査はなぜ必要?理由やかかる費用、流れまで紹介

AGAは男性に見られる代表的な脱毛症の一種です。
治療は皮膚科でもできますが、専門のAGAクリニックでは、治療の前に血液検査を実施するのが一般的です。

「AGA治療で血液検査が必要なのはなぜ?」
「血液で引っかかったらAGA治療は受けられない?」
「血液検査をしなかったけど大丈夫?」

本記事ではこのような疑問を抱く方に向けて、薬剤師監修のもと以下の点を開設します。

この記事でわかること
  • AGA治療で血液検査を行う理由
  • AGA治療の血液検査にかかる費用
  • AGA治療の初診から血液検査までの5ステップ
  • AGA治療で行う血液検査に関するQ&A

AGA治療で血液検査が必要な科学的根拠に基づいた理由がわかるため、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者

中川陽子
中川陽子薬剤師・医学修士
北海道大学大学院卒業
薬局薬剤師としてAGAや壮年期脱毛症、円形脱毛症の医薬品調剤や服薬相談を多数経験
薄毛の悩みを解決できる医学薬学知識を啓蒙することで、患者さんのより良い人生に貢献したい
と思っております。

AGA治療で血液検査を行う理由

AGA治療で血液検査を行う主な理由は次の3点です。

  • 薄毛の原因を突き止めるため
  • 投薬治療の可否を確かめるため
  • 副作用のリスクを確認するため

それぞれ解説します。

薄毛の原因を突き止めるため

AGA治療で血液検査を行う主な理由の一つが「薄毛の原因を突き止めるため」です。

男性型脱毛症とも呼ばれるAGAは、男性に見られる薄毛の大半を占めるとされています。
ただ、薄毛や抜け毛の原因はさまざまであり、AGA以外が原因となって抜け毛や薄毛を引き起こす可能性もあります。

AGA以外の薄毛の原因としては、甲状腺機能障害や自己免疫疾患、抜毛症などさまざまな病気が挙げられます。
このような病気に対してAGA治療をおこなっても、効果はほとんど期待できません。

AGAを発症する男性の体内では、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)が多く産生されています。
血液検査を行うとジヒドロテストステロンの値が分かるため、薄毛がAGAによるものかどうか判断できるのです。

投薬治療の可否を確かめるため

AGA治療における投薬治療の可否をたしかめるために血液検査がおこなわれることもあります。
AGAには進行型という特徴があるため、基本的に治療は長期にわたって続ける必要があるのです。

AGAの治療薬に限った話ではありませんが、化学的に製造された医薬品は、肝臓に負担がかかってしまいます。
そのため、投薬前と投薬後に血液検査を行い、肝臓の数値を確認する必要があるわけです。
血液検査で異常が見られなければ、肝機能障害は「ほぼ起こらない」といえるでしょう。

副作用のリスクを確認するため

AGA治療で血液検査を行う理由の一つが副作用のリスクを確認するためです。
医薬品の有効成分は一定の期間、血液中に留まりますが、体質的に長くとどまりやすい方もいます。

そのような場合、投薬治療を続けると副作用のリスクが高くなります。
だからこそ、事前に血液検査を行い、副作用のリスクを確認する必要があるのです。

AGA治療の血液検査にかかる費用

AGA治療の血液検査にかかる費用の相場は以下のとおりです。

  • 皮膚科では5,000〜10,000円が目安
  • 検査キットは8,000~20,000円が目安
  • AGA専門のクリニックでは無料の可能性も

それぞれの特徴について解説します。

皮膚科で5,000~10,000円が目安

AGAの治療は皮膚科で受けることも可能です。

AGA専門のクリニックは都市部に多く、地方は少ない傾向にあります。
皮膚科は専門のクリニックよりも身近にあるため、通いやすい点がメリットです。
ただ、専門のクリニックに比べると治療法が少なく、基本的には投薬治療でAGAの改善を図ることとなります。

また、皮膚科医は皮膚疾患全般を専門としており、AGAを専門としているわけではありません。
そのため、AGA専門の医師に比べると、検査の精度が劣る可能性もあることを知っておきましょう。

皮膚科でAGAの血液検査を行う場合、5,000〜10,000円程度かかります。
AGAの治療には原則として健康保険が適用されないため、保険診療に比べて検査料や医薬品代が高額になる傾向も見られます。

検査キットは8,000~20,000円が目安

AGA治療の血液検査を行う場合、検査キットを利用する方法もあります。
自宅や職場の近くに皮膚科やAGA専門のクリニックがなくても、気軽に検査できる点がメリットです。

インターネットなどで検査キットを購入すると、しばらくして自宅に商品が届きます。キットの中にある説明書に従って毛髪を採取したら、検査キットを送付します。
2〜3週間ほど経つと検査結果が届くという流れです。

手軽に検査できる一方で、検査結果が出るまである程度の時間がかかってしまいます。
早く結果が知りたい場合は、皮膚科や専門のクリニックで検査することをおすすめします。

AGA専門のクリニックでは無料の可能性も

AGA専門のクリニックで血液検査を行う場合、治療が前提であれば、検査を無料で受けられるケースが多くなっています。
ただ、先述のとおり地方にはAGA専門のクリニックが多くないので、遠くまで通う必要がある点がデメリットといえるでしょう。

とはいえ、専門医による診察が受けられるため「精度の高い検査結果が得られる」という大きなメリットもあります。

AGA治療の初診から血液検査までの5ステップ

AGA治療の初診から血液検査までは、次の5ステップで行われます。

  • 予約来院
  • 問診表の記入
  • 医師による問診・カウンセリング
  • 血液検査
  • 治療開始

それぞれについて解説します。

予約来院

一般的な皮膚科を受診する場合と異なり、AGA専門のクリニックでは、予約制を採用しているところがほとんどです。

予約制にする理由の一つがプライバシーの確保です。
来院の時間が一人ひとりに割り振られていれば、誰かとすれ違ったり待ち合わせ場所で同室になったりすることなくクリニックを受診できます。

来院は主にホームページから予約します。
予約が確定したら、当日クリニックを訪れましょう。

問診表の記入

クリニックを受診したら、問診表を記入します。
問診表は以下のような点を記入するのが一般的です。

  • 症状が気になりだした時期
  • 薄毛が気になっている場所
  • 家族に薄毛の人がいるかどうか
  • 既往歴や治療中の病気
  • 飲酒や喫煙習慣の有無など

薄毛の原因を特定するためにも、詳しく書くようにするのがおすすめです。

医師による問診・カウンセリング

問診表の記入を終えたら、医師による診察やカウンセリングが行われます。

クリニックによっては医師が診察し、その後、専門のカウンセラーによってカウンセリングが行われるケースもあります。

血液検査

問診やカウンセリングを終え、治療を開始する流れとなった場合、頭部の写真撮影や血液検査を行います。

ここまでは無料で実施しているクリニックが多く、実際にかかる費用は薬代だけというケースも少なくありません。

治療開始

血液検査を終え、薄毛の原因がAGAであると特定されたら、治療を開始します。

投薬治療が中心となりますが、症状の程度によってはほかの治療法が奨められることもあります。

AGA治療で行う血液検査に関するQ&A

AGA治療で行う血液検査に関しては、次のような疑問を抱く方がいます。

  • Q.血液検査をしないクリニックもあるって本当?
  • Q.健康診断の結果を伝えられるなら、血液検査は受けなくても良い?
  • Q.血液検査でNGが出たらどうすれば良いの?
  • Q.AGA治療薬を服用している場合、健康診断で申告しなければならない?

それぞれ回答します。

Q.血液検査をしないクリニックもあるって本当?

AGA専門のクリニックの中には、血液検査をしないクリニックもあります。
血液検査をおこなわない理由としては、患者さんの負担を軽減することが挙げられます。

AGA治療を行う際に血液検査をすることは、治療内容にもよりますが
必須の要件ではありません。
ただ、先述のように副作用のリスクがあるため、血液検査を受けたほうが無難と言えます。

Q.健康診断の結果を伝えられるなら、血液検査は受けなくても良い?

会社などで受けた健康診断の結果を伝えることができる場合、血液検査を受けなくてよいケースもあります。
ただし、AGAの治療を始める半年前までの健康診断に限ります。

半年より前の健康診断だと、受けたときから今までの間に体質の変化などが起こっている可能性があります。
万が一のときに備えて、再度、血液検査するのがおすすめです。

Q.血液検査でNGが出たらどうすれば良いの?

AGA治療で血液検査を行う主な理由は「AGA治療薬が体質に合わない恐れがないか」「副作用のリスクが高くないか」を確認するためです。

仮に血液検査でNGが出た場合であっても、投薬治療こそできませんが、その他の治療法であればOKな可能性もあります。

AGAに対する投薬以外の治療法としては、メソセラピーと呼ばれる注入療法や自毛植毛などが一般的です。

Q.AGA治療薬を服用している場合、健康診断で申告しなければならない?

AGA治療薬を服用している場合、健康診断で申告しなければなりません。
先ほど少し触れましたが、AGAの治療薬に限らず、医薬品はすべて肝臓にダメージを与えるものです。

AGA治療薬の服用を申告しなかった場合、肝臓の数値に変化があると、肝機能障害を疑われる可能性があります。
また、前立腺がんと間違われる可能性もあるため、健康診断のときには申告を忘れないようにしましょう。

まとめ

AGA治療の血液検査についてまとめます。

    • AGA治療の血液検査は原因の特定や投薬治療の可否を確かめる目的で行う
    • 専門のクリニックだと血液検査にかかる費用が無料で済むこともある
    • AGA治療薬を服用した場合、健康診断で申告する必要がある

男性に見られる薄毛の多くがAGAによるものですが、投薬治療の可否を確かめるためにも、治療の前には血液検査を受けることが大事です。
問診や血液検査まで無料で実施しているところも多いので、薄毛が気になるのであれば、AGA専門のクリニックを受診してみましょう。

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