【薬剤師監修】プロテインに髪質改善の効果はある?薄毛に効果があるって本当?

【薬剤師監修】プロテインに髪質改善の効果はある?薄毛に効果があるって本当?

プロテインは不足したタンパク質を補ってくれます。
髪の主成分はタンパク質(ケラチン)なので、しっかり取り入れることで強くてハリやツヤのある髪を目指せるのです。

本記事では薬剤師監修のもと、以下の点を解説します。

この記事でわかること
  • プロテインが与える髪の毛への影響
  • 3種類のプロテインについて
  • プロテインと白髪・抜け毛・薄毛との関係

プロテインにどういった効果があるのか、本当に髪質改善できるのかなどを詳しく説明しているので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者

中川陽子
中川陽子薬剤師・医学修士
北海道大学大学院卒業
薬局薬剤師としてAGAや壮年期脱毛症、円形脱毛症の医薬品調剤や服薬相談を多数経験
薄毛の悩みを解決できる医学薬学知識を啓蒙することで、患者さんのより良い人生に貢献したい
と思っております。

プロテインと髪の毛の関係性

まず、プロテインと髪の毛の関係性を明らかにしましょう。
ここでは3つの点を説明します。

  • プロテインが与える髪の毛への影響
  • 3種類のプロテインについて
  • プロテインと白髪・抜け毛・薄毛との関係

タンパク質が不足すると髪のハリやツヤに悪影響が出る恐れがある

まず知っておいてほしいのが「タンパク質が不足すると、髪のハリやツヤに悪影響が出る恐れがある」という点です。

髪の毛はおよそ8割が「ケラチン」と呼ばれるタンパク質で構成されています。
そのケラチンは18種類ものアミノ酸が結合したものです。
アミノ酸の一部には体内で合成できないもの、あるいは合成できても消費量のほうが多く不足してしまうものもあるのです。

不足するアミノ酸を補給できずにいると、髪が十分に成長しなかったりハリやツヤに悪影響が出たりする恐れがあります。
したがって、普段からバランスの良い食事を心がけ、アミノ酸・タンパク質をしっかり取り入れることで、髪質改善を期待できるのです。

プロテインを飲むことで効果的にタンパク質を摂取できる

プロテインを飲むことで、強くて太い髪を作ったりハリやツヤを与えたりできる可能性があります。
プロテインにはタンパク質やアミノ酸が豊富に含まれているからです。

たとえば、人気の高い「ザバス ホエイプロテイン100」には、たんぱく質が1食分(28g)あたり20.0g※含まれています。

※株式会社明治「ザバス ホエイプロテイン100」

日本人の食事摂取基準によれば、タンパク質の推定平均必要量は男性で50g、女性で40g※です。

※18〜75歳の場合
※健康長寿ネット「三大栄養素のたんぱく質の働きと1日の摂取量」

つまり、「ザバス ホエイプロテイン100」を1食分食べるだけで、女性は必要量の半分、男性も2/5を摂取できるわけです。

プロテインは美容全般にも効果がある

プロテインはタンパク質を豊富に含むため、美容全般にも効果が期待できます。
肌にハリやツヤを与え、若々しく保つのに欠かせないコラーゲンはタンパク質の一種だからです。

コラーゲンが不足すれば、肌荒れやたるみなどが起こりやすくなります。

プロテインには大きく分けて3種類ある

プロテインは大きく分けると3種類があり、それぞれ原料や吸収スピードが違います。

  • ホエイプロテイン
  • ソイプロテイン
  • カゼインプロテイン

それぞれ説明します。

ホエイプロテイン

ホエイプロテインの原料は牛乳のホエイ蛋白です。
低カロリーで栄養が凝縮されていること、水溶性なので体への吸収が早いことが特徴です。

エネルギーとして代謝されやすいため、筋トレ後のタンパク質補給としてよく使われます。

ソイプロテイン

ソイプロテインの原料は大豆です。
大豆に含まれる大豆イソフラボンは、髪質が改善できる・髪に良い影響をおよぼすなどと言われていますが、詳しいことはわかっていません。

たとえば、AGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)を作りにくくする、とも言われています。
具体的に言うと、男性ホルモンをDHTに変えてしまう5αリダクターゼの働きを阻害する効果がある、と考えられているのです。
ただ、「考えられている」レベルであり、臨床試験でデータが出ているわけではありません。

カゼインプロテイン

カゼインプロテインの原料も牛乳です。
原料としてはホエイプロテインと似ていますが、体内への吸収スピードはカゼインプロテインのほうが遅く体内に長くとどまります。
水溶性のホエイプロテインとは違って、不溶性なのでゆっくりと吸収されます。

なお、文部科学省の食品成分データベースによると、100gあたりのタンパク質がもっとも多く含まれているのはカゼインです。
後述しますが、カゼインは白髪予防に効果があるとされる「チロシン」も多く含まれています。

プロテインは白髪にも効果がある?

プロテイン(タンパク質)を摂取すると白髪が減るという噂がありますが、実際にはそれほど期待できません。
プロテインには不足するタンパク質を補う働きがあるのですが、髪質改善は期待できても白髪を改善する効果はないからです。

白髪が増える原因は わかっていない点も少なくありません。
ただ、一般的には以下の2つが原因とされます。

  • 加齢やストレス
  • 栄養不足

もっとも、タンパク質が髪の成長に必要な栄養素であることは間違いないでしょう。
タンパク質が不足していれば、そもそも髪が十分に成長しません。
したがって、「プロテインを摂取すれば白髪が改善する」というわけではないにせよ、タンパク質を日頃から積極的に取り入れるのはけっして無駄ではないのです。

白髪を予防できると言われている栄養素は以下のとおりです。

  • メラニンの元となる「チロシン」
  • メラノサイトを活発にする「ヨウ素」
  • メラノサイトを活発にする「ビタミンB12」

詳しくは下の記事をご覧ください。

薄毛予防にプロテインは効果あるの?

AGAを予防・改善することはできません。
ただ、髪質を改善する、髪を健康的に育てるという意味では「効果が期待できる」といえます。

プロテインの効果とは

タンパク質不足になると、髪が十分に成長しません。
結果として、ヘアサイクルが乱れてしまいます。
健康にも悪影響をおよぼし、頭皮の血行や新陳代謝の低下を招く恐れもあるでしょう。

プロテインを摂取することでタンパク質が補給され、髪が育ちやすくなります。
ダイエットやトレーニングをしているなら、しっかりとプロテインでタンパク質を補給してください。

だからといってタンパク質ばかり摂取するのは良くありません。
大事なのは栄養バランスです。
詳しくは下の記事をご覧ください。

なぜプロテインは薄毛予防に効果がないのか

プロテインが薄毛予防に効果がない理由は、薄毛(AGA)の原因が男性ホルモンだからです。
AGAは5αリダクターゼという酵素が男性ホルモンをDHTに変えることで発症します。
プロテインを摂取しても、5αリダクターゼの働きを阻害できるわけではありません。

AGAの原因や治療方法については下の記事でまとめています。

プロテインを飲むことで抜け毛が増えることもある?

プロテインを飲むことで抜け毛が増えることはありません。
むしろ、プロテインは不足するタンパク質を補い髪の成長を助けます。
したがって、プロテインが抜け毛の予防になることがあっても、抜け毛が増えることにつながるとは考えにくいのです。

たしかに「プロテインを食べ(飲み)すぎるとハゲるのではないか」と考えている方もいます。

なぜこのように言われるのかというと「プロテインを摂取すると筋肉が付く。すると、男性ホルモンが増える。男性ホルモンが増えれば、DHTも増加するのではないか」と感じる方もいるからでしょう。

男性ホルモンが増えたからといって、DHTの量も増加するとは限りません。
詳しくは下の記事をご覧ください。

まとめ

プロテインの髪質改善効果についてまとめます。

  • 髪の主成分であるタンパク質が不足すると、髪のハリツヤが失われやすくなる
  • プロテインを摂取することでタンパク質が補われる
  • 結果として、髪質改善など美容全般で効果が期待できる
  • ただし、白髪やAGAを改善する効果はない
  • プロテインの飲みすぎで抜け毛が増えることもない

プロテインを飲んだからといって、すぐに髪質改善できるわけではありません。
大事なのは栄養バランスです。
しっかりと必要なタンパク質を補給し、その他の栄養素もしっかり取り入れましょう。

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