中高生で若ハゲ?10代の薄毛の原因と改善方法を解説!

中高生で若ハゲ?10代の薄毛の原因と改善方法を解説!

「まだ中高生だけど薄毛が気になる」
「10代の薄毛ってありえるの?」

若くても「自分は薄毛かもしれない」と感じる方は少なくありません。
薄毛じゃなかったとしても、将来のために「薄毛の正しい知識」を身につけておくのは大切です。

そこでこの記事では、科学的根拠に基づいて以下の点を解説します。

この記事でわかること
  • 10代の薄毛で考えられる7つの原因
  • 「薄毛かもしれない」と感じたときの対処法
  • 中高校生・10代が気を付けたい4つの生活習慣

最後まで読むことで「どうすれば薄毛を防げるのか」を把握することができます。

この記事の監修者

中川陽子
中川陽子薬剤師・医学修士
北海道大学大学院卒業
薬局薬剤師としてAGAや壮年期脱毛症、円形脱毛症の医薬品調剤や服薬相談を多数経験
薄毛の悩みを解決できる医学薬学知識を啓蒙することで、患者さんのより良い人生に貢献したい
と思っております。

中高生で若ハゲ?10代の薄毛の原因とは

中高生で若ハゲになる可能性は、まれですがゼロではありません。
まずは、中高生で若ハゲになる原因を7つ紹介します。

  • AGA(男性脱毛症)
  • 脂漏性脱毛症
  • 円形脱毛症
  • 圧迫性脱毛症
  • 粃糠(ひこう)性脱毛症
  • 薬剤の副作用
  • 生活習慣

この中でもっとも気をつけるべきなのが「AGA(男性脱毛症)」です。
それぞれ詳しく解説します。

AGA(男性脱毛症)

AGAは「男性脱毛症」と呼ばれる症状です。
主に40代以上に見られますが、10代でも発症することがあります。

年代 発症率
20〜29歳 6%
30〜39歳 12%
40〜49歳 32%
50〜59歳 44%
60〜69歳 51%
70〜79歳 61%
15歳~96歳 32%

参照:Hair Research

こちらは日本人のAGA発症率をまとめたものですが、「15歳以降」も対象になっています。
ただ、「20〜29歳」で6%であることから、10代の発症率は「数%前後である」と推測できるでしょう。

もっとも、これは「AGAに気づき、AGAと断定された人」の割合です。
潜在的、つまり「自分では気づいていないがAGAを発症している人」などを含めるとさらに割合は上昇すると考えられます。

また、現在はAGAじゃなくても、上述したとおり発症率は年を重ねるにつれて高くなります。
中高生でもAGAについて知識を深めておくのは、けして無駄なことではありません。
AGAの正しい知識を今のうちに身につければ、将来的に「薄毛になるリスク」を極力減らせられますよ!

AGAと年齢の関係についてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

脂漏性脱毛症

脂漏性脱毛症とは脂漏性湿疹・脂漏性皮膚炎が原因となって脱毛する症状です。
簡単に言うと、「頭皮が異常にベタつくようになって髪が抜けやすくなる」といえるでしょう。

脂漏性湿疹・脂漏性皮膚炎になる原因はさまざまです。
もっとも有力視されているのが「マラセチア」という常在菌の異常繁殖です。
詳しくは下の記事をご覧ください。

円形脱毛症

円形脱毛症は、AGAと比べて患者の割合は少ないですが、「若くして発症しやすい」という特徴があります。
日本皮膚科学会によると、患者の1/4は「15歳以下で始まる」というデータがあるそうです。

円形脱毛症はどんな年齢でもなりますが、患者さんの1/4は15歳以下で始まり、全頭型や汎発型などのひどい脱毛も小児に多くみられます。

出典:日本皮膚科学会

円形脱毛症はAGAと似ているようで全然違います。
詳しくは下の記事をご覧ください。

圧迫性脱毛症

圧迫性脱毛症はさまざまな要因によって頭皮が圧迫され、血行が悪くなって髪が抜けやすくなる症状のことで、機械性脱毛症とも呼ばれています。
たとえば、ヘルメットや帽子のかぶりすぎなども原因になる可能性があります。

粃糠(ひこう)性脱毛症

粃糠(ひこう)性脱毛症とは、フケによって薄毛になる症状のことです。
頭全体に細かいフケが大量発生するのが特徴です。

原因は「頭皮の炎症である」と言われています。

粃糠性脱毛症は、頭皮に炎症が生じることを原因として発症する脱毛症です。頭皮に炎症が生じると、大量のフケが生じます。フケによって毛穴が閉ざされてしまい、それと関連して脱毛が増えることが原因のひとつであると考えられています。

出典:Medical Note

薬剤の副作用

抗がん剤などの副作用で、一時的に脱毛症になることがあります。

また、副作用ではありませんが、新型コロナウイルスの症状としても「一時的な脱毛」が報告されています。
詳しくは下の記事をご覧ください。

生活習慣

生活習慣が乱れると、抜け毛が増える可能性があります。
たとえば偏った食生活をしていたり睡眠時間が不足したりすると、頭皮に十分な栄養が届かなくなってしまうのです。

詳しくは下の記事をご覧ください。

薄毛に悩んでいる中高校生・10代は意外と多い

上述したとおり、中高校生・10代でAGAを発症する確率は数%程度です。
しかし、上記した他の脱毛症も含めると「薄毛に悩んでいる中高校生・10代は意外と多い」といえるでしょう。

科学的にエビデンスがあるわけではありませんが、実際の治療において「若くしてAGAを発症すると進行するスピードが速い」と感じることもあるようです。

また、若くしてAGAを発症した患者様は、30〜40代で発症した患者様よりも薄毛の進行スピードが早い傾向にあります。

出典:クリニックフォア

「薄毛かもしれない」と感じた場合、まずは自分の症状を理解して、適切な改善方法を実行しましょう。

中高校生・10代の薄毛の改善方法

中高校生・10代の薄毛の改善方法は主に2つあります。

  • AGAの場合は医療機関で治療をしないと改善しない
  • その他の脱毛症も病院での治療が早期改善につながる

それぞれ解説します。

AGAの場合は医療機関で治療をしないと改善しない

中高校生・10代の方は、自分で治療しようとしないようにしてください。
なぜなら、市販のAGA治療薬は20歳以上でなければ使用できないからです。

たとえば、ミノキシジル発毛剤の添付文書には次のような記載があります。

1.次の人は使用しないでください。

…(中略)…

未成年者(20歳未満)。
国内での使用経験がありません。

出典:ヒックスミノキシジル5添付文書

ヒックスミノキシジル5はミノキシジル5%配合ですが、1%のものも同じく使用禁止です。

このように使用できない治療薬が多々あるため、健康に悪影響をおよぼさないためにもまずは医療機関を受診するべきです。

その他の脱毛症も病院での治療が早期改善につながる

AGAでなかったとしても、まずは医療機関の受診が大事です。
その他の脱毛症とAGAは原因が異なるため、しっかりと医師に診てもらう必要があります。

具体的に言うと、AGAは「DHT(ジヒドロテストステロン)」が毛包にダメージを与えることで発症しますが、円形脱毛症や脂漏性脱毛症は違います。
それぞれの原因を改善できるような治療法でなければ、実践しても意味がありません。
正しく原因を把握するためにも、医療機関を受診するべきなのです。

中高校生・10代が気を付けたい生活習慣

AGAは治療が必要ですが、生活習慣を改善することで抜け毛をカバーできる場合もあります。
中高校生・10代が気を付けたい生活習慣は以下の4つです。

  • 健康的な食事を摂る
  • 適度にストレスを発散する
  • 十分な睡眠を取る
  • ヘアケアで頭皮環境を良好に保つ

これらを心がけることは、薄毛の改善以外に体の成長にも大事です。
それぞれ解説します。

健康的な食事を摂る

大事なのが「栄養バランスの取れた食事」です。
栄養バランスが取れていないと栄養が偏ってしまい、髪に必要な栄養素が十分に摂取できません。

参考までに、髪の三大栄養素と呼ばれる栄養素と、多く含まれる食品を紹介します。

タンパク質

乳製品

大豆製品

ビタミン 赤ピーマン

じゃがいも

みかん

いちご

亜鉛 豚レバー

牡蠣

納豆

ししゃもやわかさぎ

ごま

中でも亜鉛は体内で吸収されにくく、意識的に取り入れなければなかなか摂取できません。
詳しくは下の記事をご覧ください。

適度にストレスを発散する

ストレス発散も生活習慣の改善に重要です。
過度なストレスは血行不良やホルモンバランスの乱れにつながります。
結果として、抜け毛が増えてしまいかねません。

ただ、ストレスは人によって感じ方や発散の仕方が違うため、誰にでも当てはまる解決策がないのも事実です。
文部科学省が推奨しているストレス対処法は以下の4つです。

ストレスの原因を除去する よい人間関係がつくれない場合はしばらく離れてみる、責任がもてない課題や役割は引き受けない
ストレスの原因となっている問題のとらえ方を変える 避けることが難しいものに対しては、考え方・とらえ方を変えるなどして取り組む
身近な人や専門家に相談する 自分一人で不安や悩みを抱え込まず、家族や先生、友達、スクールカウンセラーに相談する
コミュ二ケーションやリラックスする方法などを身に付ける 友人とコミュニケーションを取ったり趣味を持ったりする

なお、ストレスとAGAにはなんの関係もありません。
詳しくは下の記事をご覧ください。

十分な睡眠を取る

十分な睡眠は薄毛の改善だけじゃなく、健康的に成長するために必須です。
さらに、睡眠が不足すると精神面にも「不調をきたしやすい」とわかっています。

東京大学の研究によれば、個人差はあるものの「中高生は8.5時間以上の睡眠が必要」と述べています。

必要睡眠時間には個人差はあるが、今回の結果は、少なくとも男子では中高生とも「8.5 時間以上」の睡眠が、教育等での目安の1つとなることを示している。

出典:東京大学

ヘアケアで頭皮環境を良好に保つ

髪の洗い方・シャンプーの仕方にも気をつけてください。
力を入れすぎると頭皮がダメージを受けてしまいます。
また、洗い残しなどがあれば、毛穴がつまり、頭皮環境が悪化してしまいかねません。

シャンプーの仕方は以下の画像を参考にしてください。
シャンプーのやり方
シャンプーしたら早めにドライヤーを当てるのも大事です。
濡れたままで放置していると、雑菌などが繁殖しやすくなります。

まとめ

中高生・10代の薄毛についてまとめます。

  • 中高生・10代でもAGAなどの脱毛症を引き起こす可能性がある
  • 中高生・10代の薄毛は「進行スピードが早い」と言われている
  • 脱毛症によって治療方法が異なる
  • 自分で治療をはじめようとするのではなく医療機関を受診する
  • 生活習慣や食生活、睡眠時間、ヘアケア方法などを改善する

薄毛は人生の幸福度(QOL)を大きく下げることになりかねません。
「薄毛かもしれない」と感じたら、早めに治療をはじめましょう。

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