【薬剤師監修】タバコは禿げる?髪に対する4つのデメリットを解説!

【薬剤師監修】タバコは禿げる?髪に対する4つのデメリットを解説!

「タバコは禿げるって本当かな…」

このように不安を感じる方もいますが、タバコが髪に悪影響を与えるのは間違いありません。

ただ、具体的に「どんな影響があるのかわからない」という方も多いですよね。

この記事では、タバコとはげの関係性や髪・頭皮に及ぼす悪影響などについて徹底解説します。

タバコとはげは関係がある?

もっとも気になるのが「タバコとはげの関係」ですよね。

ここで紹介するのは以下の2点です。

  • 薄毛の原因になる可能性はある
  • AGAの原因とは関係がない

それぞれ具体的に解説します。

薄毛の原因になる可能性はある

AGAと喫煙は関係がないとは言え
タバコを吸うことと薄毛になることには関係があります。

詳しくは「タバコがもたらす髪へのデメリット」で後述しますが、抜け毛が増え、薄毛につながる可能性があるのです。

AGAの原因とは関係がない

もっとも気をつけるべきなのはAGAです。

なぜならAGAは喫煙による薄毛と違い一時的なものではなく、進行していくからです。

このようにヘアサイクルが乱れ、最終的には毛母細胞が死滅してしまいます。

ヘアサイクル

ここで大事なのは「AGAとタバコの関係」ですが、まったく関係ありません。

つまり、タバコを吸ってもAGAになるわけではありませんし、反対にタバコを吸わなくても人によってAGAになる可能性があるのです。

タバコを吸って薄毛になり、さらにAGAによって進行が加速していくといったケースも考えられます。

タバコ以外の禿げる原因

上で説明したように、タバコを吸わなくてもAGAは発症・進行します。

なぜ発症・進行するかというと、その原因は以下の2つです。

  • 男性ホルモン
  • 遺伝

それぞれ具体的に解説していきます。

男性ホルモン

AGA最大の原因は男性ホルモンです。

「5αリダクターゼ」と呼ばれる酵素が、男性ホルモンをDHT(ジヒドロテストステロン)に変えることで発症します。

DHTは、このように脱毛因子や脱毛タンパクを放出して毛母細胞にダメージを与えるのです。

DHT ジヒドロテストステロン

遺伝

さらに、AGAは遺伝が大いに関係していると考えられています。

具体的に言うと、DHTが結合するアンドロゲンレセプターと呼ばれる受容体は、人によって「感度が強い」「弱い」に分かれるのです。

アンドロゲンレセプターの感度はX染色体によって遺伝します。

AGA 遺伝

つまり、母方のおじいちゃんがAGAなら「自分もAGAになりやすい」と言えます。

詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

タバコがもたらす髪へのデメリット

タバコはAGAとは関係ありませんが、髪や頭皮にさまざまなデメリットがあると言われています。

特に、以下の4点は大きなデメリットになりうるので要注意です!

  • 亜鉛が過剰消費される
  • ビタミンなどの吸収率を低下させる
  • 血管を収縮させる
  • DHTを増やしてしまう恐れがある

薄毛を気にする場合、喫煙は控えるのがおすすめです。

亜鉛が過剰消費される

タバコを吸うと亜鉛が過剰消費されます。

タバコを吸うことによって体内に活性酸素が生じます。この活性酸素を体から除去するために亜鉛が必要とされ、体内で亜鉛が過剰に消費されます。

出典:梅田皮膚科

なぜ過剰消費されるのが良くないか、というと、亜鉛は髪を生成する重要な栄養素だからです。

詳しく説明すると、亜鉛には髪の主成分であるケラチンの生成をサポートする役割があります。

亜鉛 効果

喫煙すると亜鉛が過剰消費されるため髪の成分が不足してしまい、結果的に髪が作られにくくなってしまうわけです。

亜鉛に関しては、下の記事を参考にしてください。

ビタミンなどの吸収率を低下させる

亜鉛はビタミンなどの吸収率を低下させてしまいます。

喫煙は病気をもたらし、体内のビタミンCを低下させます

出典:ビタミン広報センター

ビタミンCには2つの役割があります。

  • たんぱく質の生成をサポートし、頭皮環境を改善する
  • 亜鉛を吸収しやすくする

どちらも髪にとって重要な役割を担っているのは言うまでもありません。

タバコを吸うとビタミンCが低下するため、頭皮環境が悪化し、亜鉛の吸収がさらに悪くなってしまうのです。

髪にとって大事な栄養素に関しては、こちらの記事でまとめています。

血管を収縮させる

タバコに含まれているニコチンは、血管を収縮させてしまいます。

ニコチンは末梢血管を収縮させて血圧を上げ、心拍数を増加させます。

出典:日本生命

血管が収縮するとどうなるかというと、血液がいきわたらなくなり頭皮に十分な栄養素が届かなくなってしまいます。

つまり、ビタミンCや亜鉛が低下・消費するうえに、タンパク質などの栄養素も行き渡らなくなる恐れがあるわけです。

DHTを増やしてしまう恐れがある

これはあくまで研究段階ですが、「DHTを増やしてしまう恐れがある」という報告もあります。

 また、御指摘のハーバード大学公衆衛生学部の調査によると、…(中略)…非喫煙者に比べ喫煙者の方が…(中略)…DHTは13%高い値を示しました。

出典:紀尾井町クリニック

「なぜ喫煙がDHTを増やすのか」に関しては、科学的な根拠は見い出されていません。

しかし、上で紹介したデメリットをまとめても、髪や頭皮に悪影響を与えてしまうことは「間違いない」と言えます。

電子タバコは禿げる?

電子タバコが「どれくらい髪や頭皮にダメージを与えるか」は、はっきりとわかっていません。

ただ、日本呼吸器学会は「現時点では明らかでなく、推測にすぎない」と前置きしたうえで以下のように報告しています。

非燃焼・加熱式タバコの主流煙中に燃焼式タバコとほぼ同レベルのニコチンや揮発性化合物(アクロレイン、ホルムアルデヒド)、約 3 倍のアセナフテン(多芳香環炭化水素物)等の有害物質が含まれていること、が報告されています

出典:非燃焼・加熱式タバコや電子タバコに対する日本呼吸器学会の見解

従来のタバコと同じようにAGAとの関係は認められない可能性が高いですが、人体に悪影響を及ぼす危険性は充分ありそうですね。

薄毛・抜け毛を気にする方は、同様に電子タバコも控えるべきでしょう。

タバコと薄毛に関するよくある質問

最後に、タバコと薄毛に関するよくある質問について回答します。

ここで答える質問は以下の2点です。

  • AGA治療中にタバコは吸ってもいい?
  • タバコの代わりにお酒を飲むのはアリ?

詳しく解説します。

AGA治療中にタバコは吸ってもいい?

問題ありませんが、控えたほうがいいです。

具体的に言うと、タバコを吸ってもプロペシアなどの副作用リスクが高まるわけではありません。

プロペシアの服用中にタバコを吸う事で、薬の効果に直接変化はありません。喫煙したからと言って、副作用の発症リスクが高まるなどといった可能性はないです。

出典:SBC湘南美容クリニック

しかし、うえで解説したようなデメリットがあるため、AGA治療の妨げになる恐れがあります。

さらに、AGA治療は常に付き合っていかなければならないため、治療中だけは禁煙し、「ある程度効果が出たから」といって喫煙を再開させるのもおすすめできません。

AGA治療に取り組むなら、完全な禁煙をおすすめします!

タバコの代わりにお酒を飲むのはアリ?

お酒は適量なら問題ありません。

ただ、過度な飲酒は髪に良くない影響を与えてしまいます。

詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

禿げたくないならタバコはやめるべき!

禿げとタバコについてまとめます。

  • 禿げを気にするならタバコをやめるべき
  • なぜなら、髪に対して良くない影響を与えるから
  • ただ、AGAの原因とはなんの関係もない
  • 一方でAGA治療の妨げになる可能性が高い
  • 電子タバコも同じように悪影響をおよぼす

禁煙も大事ですが「自分にAGAの可能性があるのかどうか」を判断することが一番です。

文中でも説明したとおりAGAは進行性なので、早めに対策・治療するのが大事です。

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この記事の監修者

中川陽子
中川陽子薬剤師
薬剤師歴15年
薬局薬剤師としてAGAや壮年期脱毛症、円形脱毛症の医薬品調剤や服薬相談を多数経験
患者さんの悩みに真摯に向き合うことをモットーとしている

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