【毛髪診断士監修】ヘルメットは薄毛になる?4つのコツと正しいAGA治療法を紹介

【毛髪診断士監修】ヘルメットは薄毛になる?4つのコツと正しいAGA治療法を紹介

日常的にヘルメットをかぶる場合、気になるのは髪への影響ですよね。

結論から言えば、ヘルメットをかぶってもはげるわけではありません。

ただし、正しくケアしないと抜け毛が多くなるので注意してください。

この記事では、そんなヘルメットとはげの関係、抜け毛の予防法、AGAの治療法などについて解説します。

ヘルメットをかぶってもはげない

結論から言うと、ヘルメットをかぶってもはげません。

厳密に解説すれば、ヘルメットをかぶってもAGAになる可能性はないのです。

ここで大事なのが「はげの定義」です。

そもそも「はげ」といっても、さまざまな種類があります。

症状 原因
AGA(男性型脱毛症) ・男性ホルモン
・遺伝
AA(円形脱毛症) 毛包組織に対する自己免疫疾患と考えられている
脂漏性皮膚炎 頭皮環境の悪化
一時的な抜け毛の増加 ・季節的な要因
・物理的な要因
その他 老化など

このうちもっともメジャーなのがAGAです。

AGAの原因は後述もしますが「男性ホルモン」と「遺伝」なので、ヘルメットとまったく関係がありません。

以上のことから「ヘルメットははげない」と言えます。

ヘルメットで抜け毛が多くなる可能性はある

一方で、ヘルメットは抜け毛が多くなる可能性があります。

その理由は以下の3つです。

  • 頭皮環境が悪くなりやすい
  • 頭皮が摩擦しやすい
  • 血行が悪化する可能性

それぞれ具体的に解説します。

頭皮環境が悪くなりやすい

ヘルメットを長時間付けていると、頭皮環境の悪化に繋がりかねません。

通気性が悪くなるためムレやすく、雑菌が繁殖しやすくなるからです。

雑菌が繁殖すると、頭皮に脂漏性湿疹などの症状が現れやすくなります。

結果として髪が抜けやすくなったり育ちにくくなったりして、一時的に抜け毛が多くなる恐れがあります。

詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

頭皮が摩擦しやすい

ヘルメットをかぶると、摩擦によって頭皮を刺激してしまう恐れがあります。

頭皮とヘルメットの間で空間が生まれるからです。

摩擦が生じてしまえば抜け毛や切れ毛につながる可能性があるので気をつけてください。

長期間に渡って髪の毛を強く縛ったり押さえつけたりする場合、「牽引性脱毛症」と呼ばれる症状を引き起こしてしまいかねません。

血行が悪化する可能性

ヘルメットの締め付けが強すぎると、血行が悪化する危険性もあります。

血行が悪化すれば、髪の生成に十分な栄養素が行き渡りません。

ヘルメットで抜け毛を防ぐコツ

以上の点から、ヘルメットはAGAにならないものの一時的な抜け毛増加になる危険性があります。

そこで、ここからはヘルメットで抜け毛を防ぐコツを紹介します。

ヘルメットで抜け毛を防ぐコツは以下の4つです。

  • 長時間の着用を避ける
  • 脱いだあとは頭皮をケアする
  • ヘルメットと清潔に使う
  • インナーキャップを試す

毎日ヘルメットを付ける方は、これらを実践しましょう!

長時間の着用を避ける

「常に付けていなければならない」というわけでない場合、長時間の着用を避けましょう。

長時間付ければ付けるほど、雑菌が繁殖しやすい環境になってしまうからです。

できれば「1時間ごと」などスパンを決めて、こまめに脱ぐことをおすすめします。

脱いだあとは頭皮をケアする

ヘルメットをかぶり続けたあとの頭皮は、汗や汚れが溜まっている可能性が高いです。

汗や汚れは放置していると、臭いや雑菌の原因になりかねません。

ただ、頭皮の汚れはシャンプーで落とせるので、仕事中やツーリング中などその場でしっかりケアする必要はありません。

定期的にヘルメットを外して通気性を良くし、家に帰ったあと、しっかりシャンプーするのがおすすめです。

シャンプーの方法は下の画像を参考にしてください。

シャンプー ヘアケア

ヘルメットを清潔に使う

ケアするのは頭皮や髪だけではありません。

ヘルメットにも雑菌は繁殖します。

基本的なヘルメットの洗浄方法は以下のとおりです。

  1. 水に中性洗剤を数滴垂らす
  2. その水にスポンジや布を染み込ませる
  3. ヘルメットの内部をしっかり洗っていく

こちらの動画で詳しく解説しています。

インナーキャップを試す

ヘルメットインナーを付けることで、摩擦や臭いを防げます。

「髪型が崩れそう」と心配になる場合、ヘルメット取り付け型の汗取りパッドでも構いません。

それすらもない場合、使い捨ての不織布などをヘルメットと頭皮の間に挟むのもおすすめです。

使い続けるのではなく、ヘルメットを脱いだら適切に処理して清潔に保ちましょう!

ヘルメットではない薄毛の本当の原因

「ヘルメットは薄毛に関係がない」といって油断してはいけません。

なぜなら男性はヘルメットを付ける・付けないに関わらず、AGAになる可能性があるからです。

「AGAガイドライン」によると、日本人の3人に1人がAGAを発症する可能性があります。

25 年前の本邦における男性型脱毛症の統計から,日本人男性の発症頻度は全年齢平均で約 30%と報告されている8).

出典:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

AGAになる原因は大きくわけて2つあります。

  • 男性ホルモン
  • 遺伝

それぞれ解説します。

男性ホルモン

もっとも大きな原因がDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる男性ホルモンです。

AGAは5αリダクターゼと呼ばれる酵素が男性ホルモンをDHTに変えることで発症します。

DHT ジヒドロテストステロン

DHTはアンドロゲンレセプターと呼ばれる受容体と結びつき、脱毛タンパクや脱毛因子を放出します。

すると毛母細胞がダメージを受け、髪が抜けやすくなってしまうわけですね。

遺伝

上記のアンドロゲンレセプターは人によって感度が違います。

アンドロゲンレセプターの感度はX染色体を通して遺伝することがわかっています。

AGA 遺伝

つまり、母方の祖父がAGAなら自分も「AGAになりやすい」と言えるわけです。

「AGAになりやすい人の特徴」に関しては、下の記事でもまとめています。

正しい薄毛対策

ヘルメットによる抜け毛対策をしながら、しっかりAGA対策もはじめましょう。

なぜならAGAは進行していくため、早めに対策しないとどんどん薄毛が広がっていくからです。

正しいAGA対策は以下の2つです。

  • フィナステリド・デュタステリド
  • ミノキシジル・アデノシン

これらはAGA診療を科学的にまとめた「AGAガイドライン」においても高く推奨されています。

フィナステリド・デュタステリド

フィナステリド・デュタステリドは、どちらも5αリダクターゼのはたらきを阻害できる内服薬です。

5αリダクターゼのはたらきを阻害できるため、DHTの産出を減らすことができるのです。

フィナステリド デュタステリド

どちらも「AGAガイドライン」においては推奨度A(行うよう強く勧める)とされています。

フィナステリド・デュタステリドを手に入れるには、医師の診察が必要です。

個人輸入でも手に入れられますが、副作用の救済制度を受けられないなどのリスクがあるので気をつけてください。

下の記事でフィナステリドが安い順にAGAクリニックをまとめています。

ミノキシジル・アデノシン

ミノキシジルとアデノシンはどちらも発毛を促進させる効果がありますが、「AGAガイドライン」の評価は違います。

  • ミノキシジル:推奨度A(行うよう強く勧める)
  • アデノシン:推奨度B(行うよう勧める)

どちらも毛包に作用して、髪の成長と発毛を促進させる効果があります。

ミノキシジル 作用

ただ、アデノシンはミノキシジルほど効果を認められていません。

そのため、まずはミノキシジルからはじめるのが一般的です。

ミノキシジル配合の発毛剤はフィナステリド・デュタステリドと違って薬局などでも購入できますが、商品によって値段が大きく変わるので注意してください。

詳しくは下の記事でまとめています。

まとめ

ヘルメットと薄毛の関係についてまとめます。

  • ヘルメットは薄毛(AGA)に関係がない
  • なぜなら、AGAの原因は男性ホルモンと遺伝にあるから
  • 一方で、使い方によって一時的な抜け毛増加につながる恐れがある
  • 頭皮とヘルメットを常に清潔に保つ
  • 同時にAGA治療・対策も意識する

AGAはQOLに大きな影響を及ぼすので、すべての男性が常に意識しておかなければなりません。

無料のAGA管理アプリ「HIX」を使えば、プロの毛髪診断士とAIが薄毛を分析してくれるため、「AGAの可能性があるかどうか」の参考にできますよ!

この記事の監修者

日野
日野毛髪診断士
公益社団法人日本毛髪科学協会が認定する「毛髪診断士®」
(19年12月取得|認定番号:第A20185号)
AGAアプリ「HIX」専属の毛髪診断士として、3千人以上の方の相談やカウンセリングなどを担当

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