はげてきたら坊主にするべきか髪型でごまかすか、悩むところですよね。
坊主にするのはメリット・デメリットがあるので注意してください。
この記事では、坊主にするメリット・デメリットや坊主が似合う人の特徴、おすすめの薄毛対策について解説します。
薄毛・はげの男性は坊主にするべき?
「はげてきたから」といって、思い切って坊主にするのはおすすめできません。
冒頭でも伝えたとおり、薄毛・はげの男性が坊主にするにはメリット・デメリットがあるからです。
たとえば「薄毛を隠しやすくなる」というメリットがある一方で、他人から「怖い」と思われやすくなるデメリットがあります。
「坊主にすべきかどうか」は、こういったメリット・デメリットをしっかり把握して判断するのが大事です。
次からは、そんなメリット・デメリットについて具体的に解説します。
薄毛・はげが坊主にするメリット
まず、薄毛・はげが坊主にするメリットを紹介します。
主なメリットは3つあります。
- 薄毛を隠せる
- AGA治療しやすくなる
- すぐにセットできる
それぞれ説明します。
薄毛を隠せる
坊主にすると、薄毛を隠しやすくなるのは事実です。
なぜなら、「薄毛」なのか「短髪」なのかの区別が付かないからです。
たとえば、長い髪で薄い部分を隠そうとすると、このようにかえって目立ってしまいます。
しかし、髪の毛全体を「薄い部分」の長さに合わせることで、周りの人から「そういう髪型なのかな」と思ってもらえるわけですね。
薄毛が目立たない髪型に関しては、こちらの記事でもまとめています。
AGA治療しやすくなる
坊主だとAGA治療しやすくなります。
ミノキシジルを塗りやすくなりますし、通気性が良くなることから頭皮のケアもしやすいからです。
ここで大事なのが、「科学的根拠に基づいた治療をする」という点です。
たとえば、よくある「いったん坊主にすると頭皮がリセットされて強い髪が生えてくる」などといった情報にはなんの根拠もないので注意してください。
おすすめのAGA治療方法に関しては、後述の「はげ・坊主の人が取り組むべき薄毛対策」で紹介しています。
すぐにセットできる
坊主にすると日常生活の「時短」につながります。
髪が長い人に比べてセットも簡単だからです。
ただ、髪が短い分、ワックスなどの油分が頭皮に付着しやすいので注意してください。
シャンプーなどのケアが不十分だった場合、洗い残しの油分が酸化して頭皮があれ、一時的に抜け毛が多くなってしまう恐れもあります。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
薄毛・はげが坊主にするデメリット
次に、薄毛・はげが坊主にするデメリットについて説明します。
デメリットは主に4つです。
- かえって印象が悪くなることもある
- 髪型のバリエーションが少ない
- ミノキシジルの外用薬が目に入りやすくなる
- 予防や治療の効果が分かりにくい
順に解説します。
かえって印象が悪くなることもある
坊主にすることで、かえって印象が悪くなってしまう恐れもあるので注意してください。
なぜなら、坊主は怖いイメージを与えてしまうからです。
実際にSNSを見てみても、「坊主にしたら怖がられた」と後悔する男性は珍しくありません。
髪切った。坊主にした。彼女に怖がられた。ちくしょう。
— サトシ@リアル ゲス野郎 (@jesta303) May 26, 2016
坊主にしてから行く先々で怖がられてふざけたこと言ってもガチだと思われるから髪伸ばすもう
— かいせい (@hito_de_) September 20, 2021
さらに、日本は坊主を「反省」として捉えるケースも多いです。
周りから「何かをやらかしてしまったんじゃないか」「悪いことをしたんじゃないか」と誤解されかねないので注意しましょう。
髪型のバリエーションが少ない
坊主にすると、髪型のバリエーションが少なくなってしまいます。
ワックスなどを付けても、髪に遊ばせられるほどの量がないからです。
時短につながる一方で、おしゃれやファッションを意識する男性にはおすすめできません。
ミノキシジルの外用薬が目に入りやすくなる
ミノキシジルが塗りやすくなるメリットがある一方、目に入りやすくなるデメリットがあることに注意してください。
どういうことかというと、髪がないために液剤が垂れてしまう恐れがあるのです。
目に入ってしまった場合はすぐにぬるま湯で洗い流しましょう。
なんらかの症状が出た場合、速やかに眼科を受診してください。
予防や治療の効果が分かりにくい
坊主だとAGA治療の効果が出ても、はっきりとは確認できません。
場合によっては「効果が出ていない」と勘違いしてしまう恐れもあります。
AGA治療は毎日続けることが大事なので、途中で諦めたりペースを変えたりしないようにしましょう。
坊主にするのがおすすめな人
以上のように、坊主には「メリット」「デメリット」があるので注意してください。
その中で、坊主にするのがおすすめな人は以下のとおりです。
- 生え際がかなり後退してしまっている
- 坊主にしても仕事に影響が出ない
それぞれ解説します。
生え際がかなり後退してしまっている
生え際がかなり後退している場合、坊主にしたほうが賢明です。
なぜなら、他の髪型だとなかなかごまかせられないからです。
目安としては、以下の「V」以降は坊主、もしくは坊主に近いにすることをおすすめします。
なお、こちらはAGA患者の症例を分類した「ハミルトン・ノーウッド分類」と呼ばれるものです。
AGAはこのように進行していく可能性が高いので、「自分がどのレベルなのか」を把握するのが大事です。
坊主にしても仕事に影響が出ない
仕事によっては、薄毛でも「坊主にしないほうがいい場合」もあります。
上で見たとおり、坊主は良い印象を抱かれないケースも多いからです。
実際、このように「営業職は坊主禁止」としている企業もあるほどです。
弊社は営業職は坊主禁止です
— ♈️ え り り ん ⛸ (@deadly_heavenly) January 31, 2013
あー、確かにうちの会社の営業は坊主禁止だわ😆(笑)
— 猫2匹トラック野郎 (@hirospecialweek) June 27, 2018
すべての会社にそういった決まりがあるわけではありません。
しかし、「場合によっては仕事に支障をきたす恐れがある」と意識しておくことをおすすめします。
そうならないためにも、AGAの進行を未然に食い止めるのがおすすめです。
はげ・坊主の人が取り組むべき薄毛対策
はげ・坊主の人が取り組むべき薄毛対策は主に2つです。
- フィナステリド・デュタステリド
- ミノキシジル・アデノシンの外用
具体的に説明します。
フィナステリド・デュタステリド
AGAの進行を食い止めたい場合、フィナステリド・デュタステリドの内服がおすすめです。
これらは5αリダクターゼのはたらきを阻害する作用があるからです。
そもそもAGAは、5αリダクターゼが男性ホルモンであるテストステロンをDHT(ジヒドロテストステロン)に変えることによって発症します。
フィナステリド・デュタステリドを使えば5αリダクターゼを抑えられるため、AGAが進行しづらくなるわけですね。
これらはどちらも「AGAガイドライン」において推奨度:A(行うよう強く勧める)と評価されています。
ただ、作用する5αリダクターゼの種類が違うので注意してください。
詳しくはこちらの記事でまとめています。
ミノキシジル・アデノシンの外用
髪の量を増やしたい場合におすすめなのがミノキシジル・アデノシンの外用です。
どちらも科学的に発毛効果が認められているからです。
このように毛包を活性化させ、成長と発毛を促します。
これらのうち発毛効果が高いのはミノキシジルで、AGAガイドラインでもフィナステリド・デュタステリドの内服同様、推奨度はAとされています。
ミノキシジルに関してはこちらの記事をご覧ください。
一方、アデノシンは推奨度B(行ってもよい)ですが、ミノキシジルと違って20歳未満でも使えます。
詳しくはこちらの記事でまとめています。
はげが気になるならHIX(ヒックス)で分析
はげ・薄毛が坊主にするメリット・デメリットをまとめます。
- 坊主にすると薄毛をごまかしやすくなる上に、AGA治療もしやすい
- 一方で、悪い印象を与えてしまうデメリットがある
- 坊主にするメリット・デメリットをしっかり見極めるのが大事
- フィナステリド・デュタステリドでAGA(はげ)の進行を食い止める
- ミノキシジル・アデノシンで発毛を促す
大事なのは自分の薄毛状態をしっかり見極めることです。
ただ、自分では「どういった状態なのかわからない」という方も多いですよね。
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この記事の監修者

- 毛髪診断士
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公益社団法人日本毛髪科学協会が認定する「毛髪診断士®」
(19年12月取得|認定番号:第A20185号)
AGAアプリ「HIX」専属の毛髪診断士として、3千人以上の方の相談やカウンセリングなどを担当
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