若ハゲの基準・原因は?薄毛になりやすい人の特徴と予防法を解説!

若ハゲの基準・原因は?薄毛になりやすい人の特徴と予防法を解説!

若ハゲの原因はさまざまですが、大事なのは「AGAなのか、そうでないか」の見極めです。
なぜなら、他の症状と違ってAGAは自分でも気づかないうちに進行するからです。

一方で、ある程度正しい治療方法がわかっています。
この記事では、そんな若ハゲ(AGA)の原因を紹介し、見極め方や特徴、若ハゲを防ぐための対策法を紹介します。

この記事でわかること
  • 若ハゲの原因とはなにか?
  • どういう状態の人が若ハゲと呼ばれるのか?
  • 20代・30代で薄毛になりやすい人の特徴
  • 若ハゲを防ぐための抜け毛対策方法

記事の後半ではすぐにでも取り組むべき、科学的根拠に基づいた「若ハゲの治療法」も紹介しているのでぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

中川陽子
中川陽子薬剤師・医学修士
北海道大学大学院卒業
薬局薬剤師としてAGAや壮年期脱毛症、円形脱毛症の医薬品調剤や服薬相談を多数経験
薄毛の悩みを解決できる医学薬学知識を啓蒙することで、患者さんのより良い人生に貢献したい
と思っております。

若ハゲの原因は男性ホルモン「ジヒドロテストステロン」

まず、若ハゲの原因を明らかにしましょう。
若ハゲは種類によって原因が異なります。

  • AGA
  • 円形脱毛症
  • 脂漏性脱毛症など

このうち、もっともメジャーなのが「AGA(男性型脱毛症)」です。
AGAは自分でも気がつかないうちに進行していき、最終的にほとんどの髪が抜けてしまいます。

AGAの原因は、男性ホルモンの一種である「DHT(ジヒドロテストステロン)」です。
DHTはアンドロゲンレセプターと呼ばれる受容体と結びつき、脱毛因子や脱毛タンパクを放出して毛包にダメージを与えます。

DHTを作り出すのは「5αリダクターゼ」という酵素です。
5αリダクターゼは体内の男性ホルモン(テストステロン)をDHTに変えてしまいます。
したがって、5αリダクターゼのはたらきを阻害できれば、AGAの進行を食い止められる可能性があるわけです。

若ハゲを見分ける基準

大事なのは「AGAなのかどうか」の見極めです。
なぜなら、AGAは適切に対処・治療することで改善できる可能性があるからです。
AGAを見分ける基準は主に4つあります。

  • ヘアセットがしにくくなった
  • 髪の毛が細くなった
  • 抜け毛が増えた
  • 前髪の生え際が後退

それぞれ具体的に解説します。

ヘアセットがしにくくなった

以前より「ヘアセットがしにくい」と感じる場合、AGAの可能性が疑われます。
AGAは年単位で徐々に進行するからです。

たとえば、髪の毛の量が減ってしまうと、以前は簡単にできていた髪型もうまくセットできなくなります。
他にも、生え際に前髪の「割れ目」が生まれてしまい、見栄えが悪くなるケースもあります。

AGAは治療をはじめない限り、どんどん薄毛が広がっていくので気をつけてください。
髪型で隠すこともできますが、根本的な解決にはなりません。

髪の毛が細くなった

抜け毛の「質」に注目してください。
「髪が成長する前に抜けてしまう」のがAGAの特徴です。

具体的に言うと、髪には3つのサイクルがあります。

  • 成長期
  • 退行期
  • 休止期

成長期に髪が成長し、退行期になって止まり、休止期に抜け、また成長期に入るというのが一般的な「ヘアサイクル」です。

AGAになると、成長期からすぐ休止期になってしまいます。
ヘアサイクルの比較

だからこそ、抜け毛が細く弱々しくなるのです。
詳しくは下の記事でもまとめています。

抜け毛が増えた

AGAになると抜け毛が増える可能性もあります。
ヘアサイクルが極端に短くなるため、上述した「細い髪」が抜けやすくなるのです。

一般的に、髪は毎日100本程度抜けると言われています。
これが200、300と増えた場合、AGAを疑いましょう。

もっとも抜け毛の増加には以下の原因もあります。

  • 頭皮環境の悪化
  • 物理的な要因
  • 季節的な要因

たとえば「秋は2倍抜け毛が多くなる」とわかっています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

前髪の生え際が後退

前髪の生え際が後退しているのもAGAのサインです。
AGAは「生え際の後退」からスタートするからです。

一方で、次の場合はAGAでなく円形脱毛症を疑いましょう。

  • いわゆる「10円ハゲ」がポツポツできる
  • 一気に髪が抜け落ちる
  • 後頭部など生え際ではないところから髪が薄くなる

円形脱毛症は症状や原因、治療法などがAGAと大きく異なります。
詳しくは以下の記事をご覧ください。

20代・30代で薄毛になりやすい人の特徴

薄毛は「なりやすい人」「なりにくい人」に分かれます。
ここでは若ハゲになりやすい人の特徴について解説していくので、ぜひチェックしてみてください。

  • 遺伝的に薄毛になりやすい
  • 栄養バランスが偏った食生活をしている
  • 睡眠不足になることが多い
  • ストレスを感じやすい

「遺伝的に薄毛になりやすい人」はAGAの可能性が高いです。
他の3つはAGAと関係ないものの、頭皮環境の悪化から一時的に抜け毛が増えてしまう恐れがあります。
それぞれ解説します。

遺伝的に薄毛になりやすい

AGAは遺伝との関係が示唆されています。
具体的に説明すると、DHTは「アンドロゲンレセプター」と呼ばれる受容体と結びついて、脱毛因子や脱毛タンパクを放出します。
「アンドロゲンレセプター」の感度は、X染色体を通して遺伝するのです。

つまり、母方の父親が「感度の高いアンドロゲンレセプターの遺伝子」を持っている場合、あなたにも受け継がれている可能性があります。
「AGAになりやすい人」の特徴は以下の記事でも詳しく解説しています。

栄養バランスが偏った食生活をしている

栄養バランスが偏った食生活をしていると、一時的に髪が薄くなってしまう恐れがあります。
髪が十分に成長せず、抜けやすくなってしまうからです。

たとえば、次のような食生活はおすすめできません。

  • ファストフードばかり食べている
  • 好き嫌いが激しい
  • 間食が多い

特に、ファストフードばかり食べるのは控えたほうが賢明です。
ファストフードには亜鉛の吸収を妨げる成分が含まれているのです。

加工食品やインスタント食品に含まれている「ポリリン酸」や「フィチン酸」などの食品添加物が亜鉛の吸収を妨げたり、排出を促したりします。

出典:函館短期大学

記事の後半で「摂るべき栄養素」を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

睡眠不足になることが多い

睡眠不足も若ハゲの原因になります。
体の成長を促す成長ホルモンは、睡眠時に多く分泌されるからです。
睡眠時間が短いと成長ホルモンの分泌が減り、髪の毛の成長を阻害してしまうのです。

もっとも、ただ「寝ればいい」というわけではありません。
ノンレム睡眠と呼ばれる、いわゆる「深い睡眠時」に成長ホルモンは多く分泌されます。
そのため、睡眠の質にもこだわることが大事です。

ストレスを感じやすい

ストレスによって一時的に抜け毛が増えることもあります。
自律神経やホルモンバランスの乱れによって血行が悪くなり、髪の毛が十分に成長しない恐れがあるのです。

薄毛を改善するには、できるかぎりストレスを溜めないようにしましょう。
なお、よく勘違いする人が多いのですがストレスとAGAは関係ありません。
詳しくは以下の記事で解説しています。

抜け毛を防ぐ!若ハゲの対策法

若ハゲは対策しないとどんどん進行します。
そこで、ここでは若ハゲの対策法を7つ紹介します。
若ハゲの効果的な対策法は以下のとおりです。

  • 正しくシャンプーをする
  • 入浴後はすぐに髪の毛を乾かす
  • 上手にストレスを発散する
  • 食生活を改善する
  • 睡眠の質を上げる
  • 頭皮マッサージを行う
  • 市販の発毛剤や育毛剤を使う

このうち、AGAを改善できるのは「市販の発毛剤や育毛剤を使う」です。
他の方法はAGAを改善するものではなく、頭皮環境や髪質を整える効果があるだけなので注意してください。

もっとも、AGA治療するうえでも大事なので、ここで紹介するすべての対策法を実践するのがおすすめです。

正しくシャンプーをする

常にシャンプーをして、頭皮の状態を良くすることが大事です。
なぜなら、頭皮が汚れていると髪の毛が抜けやすくなってしまうからです。

しかし、ただシャンプーをすればいいというものではありません。
正しい方法でシャンプーをすることが大事です。
以下の手順でシャンプーしましょう。

  • 1.まずはブラッシングで髪表面の汚れを落とす
  • 2.38~40℃のお湯で髪全体を濡らす
  • 3.頭全体にシャンプーを行き渡らせる
  • 4.マッサージのように頭皮を揉み込むように洗う
  • 5.すすぎ残しがないように綺麗に洗い流す

いきなりシャンプーをするのではなく、まずはブラッシングから始めてください。
ブラッシングすることで余計な汚れを落とせるため、シャンプーの保湿液が浸透しやすくなります。

シャンプーは原液をつけるのではなく、手のひらで泡立てましょう。
原液は洗浄力が強いため、直接頭皮につけると、保湿に必要な油分まで奪い取ってしまいます。
また、爪を立てて洗ってしまうと頭皮に傷が付いてしまうことがあるので、かならず「指の腹」でマッサージしてください。

シャンプーは「自分にあったもの」を使うのも大事です。
こちらの記事でおすすめのシャンプーを紹介してるので、ぜひ参考にしてください。

入浴後はすぐに髪の毛を乾かす

入浴後はすぐにドライヤーで髪の毛を乾かしましょう。
すぐに髪の毛を乾かすことで、雑菌の繁殖や頭皮の乾燥を防げます。

ドライヤーを当てる前に、まずはタオルドライで全体の水分を取り除きましょう。
タオルドライすることで乾かす時間が短くなります。
次に、ドライヤーで根元から一気に髪を乾かすようにしてください。

ドライヤーを使う際は、一点に当てすぎないようにしましょう。
同じ箇所に当てすぎてしまうと、乾燥や火傷の原因になりかねません。

上手にストレスを発散する

定期的にストレスを発散させるのも大事です。
ストレスの発散は人によって異なります。

「どうすればいいかわからない」という方のために、精神科医がおすすめするストレス発散方法を紹介します。

  • 睡眠をしっかりとる
  • 適度な運動(散歩やストレッチ)
  • 誰かと話をする
  • 自分の思いをノートに書いてみる
  • 五感を使ってみる
  • 映画鑑賞や読書で泣いたり笑ったりする
  • 創作・作業を取り入れる
  • マインドフルネス(瞑想をする)

参考:医療法人美衣会衣ケ原病院

これらに加えて「自分の趣味や好きなことに没頭する」のも大事です。
「ストレスが溜まっている」と自覚がある方は、ストレス発散を意識しましょう。

食生活を改善する

偏った栄養バランスの食事をしていると、髪に必要な栄養を届けられません。
特に、髪に必要なのが以下の栄養素です。

  • タンパク質
  • ビタミンB
  • 亜鉛

髪は9割が「ケラチン」と呼ばれる成分でできています。
ケラチンはタンパク質が分解され、亜鉛の力で再結合されたものです。

このうち、タンパク質とビタミンBは日常的な食生活で十分摂取できます。
ただ、亜鉛は日頃の食事でなかなか摂取できないうえに、吸収率も低いのです。
以下の記事を参考にして、亜鉛を取り入れましょう。

睡眠の質を上げる

睡眠は質も大事です。
質の高い睡眠をすることで成長ホルモンの分泌を促し、髪の毛の成長を促進させられるのです。

睡眠の質を高めるには、生活習慣を見直しましょう。
以下は「独立行政法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所」の樋口重和先生が提唱する「睡眠の質を高めるための正しい生活習慣」です。
睡眠の質を高めるための正しい生活習慣
出典:厚生労働省

できる限り、これらを実践してみましょう。

頭皮マッサージを行う

頭皮のマッサージは血行促進効果があります。
また、近年の研究によって「ミノキシジル外用の効果を高める」ともわかっています。

頭皮マッサージは「正しいやり方」を知っておかないと頭皮を傷つけて逆効果になりかねません。
なお、よく「発毛に効くツボがある」などと言われることもありますが、ツボを押しても髪は増えないので注意してください。
ツボやマッサージの仕方に関しては下の記事で解説しています。

市販の発毛剤や育毛剤を使う

市販の発毛剤や育毛剤を使うのも大事です。
ただ、発毛剤と育毛剤は効果が違う点に注意してください。

発毛剤 育毛剤
ミノキシジル 配合されている 配合されていない
目的 新しい髪を増やす 今ある髪を維持する
主な商品名 ヒックスミノキシジル5
リアップ
スカルプミノキ5など
チャップアップ
ニューモ
アデノゲンなど

育毛剤は単に、髪質や頭皮環境を改善するだけです。
発毛効果は認められていないため、AGAによる若ハゲを治療することはできません。

AGAによる若ハゲを治療する場合、ミノキシジル5%配合の発毛剤を使いましょう。
国内最大濃度かつ1本あたり3,000円のミノキシジル発毛剤はこちらで紹介しています。

若ハゲを治す方法①フィナステリド・デュタステリド

AGAを治療する方法として「AGAガイドライン」でも推奨されているのが、フィナステリド・デュタステリドの内服です。

日本ではそれぞれプロペシア、ザガーロの名前で販売されています。

フィナステリド・デュタステリドとは

フィナステリド・デュタステリドに関しては、こちらをご覧ください。

フィナステリド デュタステリド
開発元 メルク社(アメリカ) グラクソ・スミスクライン株式会社(イギリス)
商品名 プロペシア ザガーロ
ジェネリック剤
値段 28錠で約6,000円程度 30粒で約9,000円程度

このように、どちらも内服薬ではありますが値段は大きく違います。

一般的には、フィナステリドがメインで使われることが多いです。

こちらの記事でフィナステリドが安い順におすすめのAGAクリニックを紹介しています。

フィナステリド・デュタステリドの効果

フィナステリド・デュタステリドともに、5αリダクターゼの働きを阻害する効果があります。

フィナステリド デュタステリド

どちらも同じ効果ですが、作用する「5αリダクターゼ」が違います。

フィナステリド デュタステリド
5αリダクターゼ I型 ×
5αリダクターゼ II型

効果の幅で考えるとデュタステリドのほうが大きいですが、前頭部・頭頂部に多いのはII型であることから、「フィナステリドで十分である」と考える医師も多いです。

フィナステリド・デュタステリドの注意点

フィナステリド・デュタステリドともに副作用が報告されているので注意してください。

しかし、副作用が発生する可能性は極めて低いです。

プロペシアの添付文書によると、副作用の発生率は0.5%です。

943例中 5 例(0.5%)に 5 件の副作用が認められた。主な症状はリビドー減退 2 例(0.2%)、肝機能障害 2 例(0.2%)等であった。〔再審査終了時〕

引用:「プロペシア錠 添付文書」

若ハゲを治す方法②ミノキシジル

ミノキシジルも「AGAガイドライン」において「推奨後A(行うよう強く勧める)」と定められています。

ただし、未成年の方は使用しないでください。

ミノキシジルとは

ミノキシジルとは、国内で唯一発毛効果を認められた成分です。

ミノキシジルは「外用」「内服」の2種類がありますが、このうち、「AGAガイドライン」で推奨されているのは「外用」だけです。

内服薬にも高い発毛効果は見られますが、循環器系に深刻な副作用を引き起こす恐れがあるので注意してください。

繰り返しますが、未成年の方は決して使用してはいけません。

ミノキシジルの効果

ミノキシジルは毛包を活性化させ、発毛を促進します。

壮年製脱毛症のヘアサイクル

このようにヘアサイクルを正常化させることで、AGAの改善を図るわけです。

ミノキシジルは国内においてさまざまな商品が発売されていますが、どれも「5%配合」であり、その他の有効成分や添加物はほとんど変わりません。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ミノキシジルの注意点

ミノキシジルは、使いはじめてから10日~1か月ほどで初期脱毛が発生します。

初期脱毛は体が「新しい毛を生やそう」としている証拠なので、悪いことではありません。

ただ、このタイミングで焦って使用を中止してしまうと逆効果になりかねないので注意してください。

初期脱毛に関しては、こちらの記事でまとめています。

薄毛が目立つ場合は早めのAGA治療が必要!

若ハゲの原因についてまとめます。

  • 若ハゲの原因は多岐に渡るが、もっとも警戒すべきなのがAGA
  • なぜなら、AGAは治療しない限りどんどん進行するから
  • まずは自分が「AGAなのかどうか」を見極める
  • AGAじゃなくても、ストレス発散や正しい食生活は大事
  • AGAの場合、科学的根拠に基づいた方法で治療する

AGA治療で大事なのが「科学的根拠に基づいた方法で治療する」という点です。
科学的根拠に基づいて推奨されているのが、以下3つの治療方法です。

  • フィナステリドの内服
  • デュタステリドの内服
  • ミノキシジルの外用

このうち、前者2つは医師の診察が必要なので注意してください。
個人輸入で薬を手に入れることもできますが、トラブルになりかねないのでおすすめしません。

まずはミノキシジルの外用からはじめましょう。
ミノキシジルは通販やドラッグストアで購入できます。
簡単にミノキシジル発毛剤を手に入れるにはこちらをご覧ください。

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