【薬剤師監修】毛包炎(毛嚢炎)の市販薬って?ドラッグストアで買える薬を4つ紹介

【薬剤師監修】毛包炎(毛嚢炎)の市販薬って?ドラッグストアで買える薬を4つ紹介

毛包炎(毛嚢炎)は深刻な病気ではありませんが、場合によっては悪化し体調不良などの原因になる恐れもあります。

清潔にしていれば1週間程度で治ることが多いですが、改善しない場合は市販薬による治療を試してみましょう。

この記事では、そんな毛包炎(毛嚢炎)の市販薬を紹介します。

毛包炎(毛嚢炎)とは

毛包炎(毛嚢炎)とは、その名のとおり毛包にできる炎症です。

毛を包んでいる部分を「毛包」と言い、普段は露出していませんが、外的刺激などを受けることで炎症を引き起こす場合があるのです。

毛包炎(毛嚢炎)の原因

引っかき傷やかすり傷といった外部の刺激によって毛包に細菌が入り込み、毛包炎(毛嚢炎)を引き起こすと言われています。

毛穴があるところであればどこにでもできる可能性があり、男性はひげそりなどが原因でなることも多いです。

原因菌は主に黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などの化膿菌ですが、緑膿菌やマラセチアによって発症する場合もあります。

毛包炎(毛嚢炎)の症状

ニキビと同じように赤みを帯びて皮膚が盛り上がります。

中に膿が溜まっており、悪化すると「せつ」と呼ばれるしこりのようなものになり発熱や痛みなどの症状が出ます。

さらに悪化すると周りの毛包に広がり、「よう」という大型な炎症となって体調不良などを引き起こす可能性があるので注意してください。

毛包炎(毛嚢炎)の対処法

頭皮を清潔に保ち、環境を整えてください。

軽度な毛包炎(毛嚢炎)であれば、1週間程度で回復することが多いです。

早めに治したい場合や症状が軽い場合は、OTC医薬品などの市販薬を使ってみましょう。

毛包炎(毛嚢炎)の市販薬

毛包炎(毛嚢炎)にはさまざまな市販薬があります。

  • ドルマイシン軟膏
  • ベトネベートN軟膏AS
  • テラマイシン軟膏a
  • 黄色ワグラス軟膏S

それぞれを紹介します。

ドルマイシン軟膏

(引用:Amazon

ドルマイシン軟膏はゼリア新薬が販売している第2類医薬品です。

非ステロイド剤ですが、二種類の抗生物質を配合しており幅広い抗菌作用が期待できます。

成分 コリスチン硫酸塩(硫酸コリマイシン) 50000単位、バシトラシン 250単位
添加物:白色ワセリン、流動パラフィン
値段 6g:600円、12g:1,000円
販売元 ゼリア新薬工業

非ステロイド剤ですが、取扱説明書に「長期連用しないこと」と記載されています。

5、6日使ってみて症状が改善されない場合、医師に相談しましょう。

テラマイシン軟膏a

(引用:Amazon

同じく非ステロイドの第2類医薬品です。

成分はテラマイシンとすこし違いますが、抗菌作用を持った二種類の抗生物質が配合されている点は同じです。

成分 オキシテトラサイクリン塩酸塩 :30mg(力価)
ポリミキシンB硫酸塩:10,000単位
添加物:白色ワセリン、流動パラフィン
値段 6g:750円
販売元 武田コンシューマーヘルスケア

こちらもドルマイシン軟膏同様長期連用はせずに、症状の回復が見られない場合は医療機関を受診してください。

ベトネベートN軟膏AS

(引用:Amazon

ベトネベートN軟膏ASはステロイド配合の第2類医薬品です。

成分
(100g中)
ベタメタゾン吉草酸エステル:0.12g
フラジオマイシン硫酸塩:0.35g(力価)
添加物:流動パラフィン、ワセリン
値段 5g:1,050円(税込み1,155円)
販売元 第一三共ヘルスケア

ベタメタゾン吉草酸エステルがステロイド成分で、こちらは「強い(Strong)」にランク付けされるステロイドです。

ステロイドはこのように、効果の強弱によって5段階のランクが定められています。

ステロイド剤であるため、長期使用・大量使用は副作用の危険性があります。

毛包炎の市販薬を購入する際は事前に自分の症状などを薬剤師に話し、相談の上で決めましょう。

フルコートf

(引用:Amazon

フルコートfもステロイド配合の第2類医薬品です。

成分
(1g中)
フルオシノロンアセトニド:0.25㎎
フラジオマイシン硫酸塩:3.5g(力価)
添加物:パラベン、ラウリン酸ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、サラシミツロウ、ワセリン
値段 5g:税込み1,078円
10g:税込み1,980円
販売元 田辺三菱製薬

ベトネベートN軟膏ASよりもステロイドの含有量は低いです。

ただし、ステロイドは作用が強いので、含有量が低くても大量使用・長期使用は副作用のリスクがあります。

まとめ

毛包炎(毛嚢炎)の市販薬についてまとめます。

  • 毛包炎(毛嚢炎)は毛包の炎症
  • 傷などから細菌が入り、炎症が起きる
  • ひどいと発熱や体調不良を引き起こしかねない
  • 軽度であれば清潔にすることで回復する

まずは薬剤師や医師に相談し、自分に合った市販薬を選んでもらいましょう。

この記事を監修したHIXスタッフ

薬剤師 金澤大介

クリニック・治療薬カテゴリの最新記事