【毛髪診断士監修】「白髪は禿げない」は嘘?白髪とAGAの原因・禿げないための対処法解説

【毛髪診断士監修】「白髪は禿げない」は嘘?白髪とAGAの原因・禿げないための対処法解説

「白髪は禿げない」という都市伝説がありますが、信じ込んではいけません。

AGAは白髪かどうか関係なく進行していくので、認識できた時点ですぐに治療をはじめるのが大事です。

この記事では、白髪とAGAの原因・対処法についてまとめます。

「白髪は禿げない」は嘘!

SNSなどを見てみても、「白髪は禿げない」と思い込んでいる方は多いです。

しかし、結論から言えば「白髪は禿げない」は嘘なので注意してください。

白髪とAGAは関係なし

白髪とAGAは原因がまったく違います。

白髪は「メラノサイト」が原因とされますが、AGAは「テストステロンが酵素の影響で抜け毛作用を持つDHT(ジヒドロテストステロン)に変化すること」が原因なのです。

「白髪は禿げない」というのは、単に「AGAではない人が老化によって白髪になっただけ」だと考えてください。

白髪の人でもはげる人ははげる

原因が違うので、白髪の人でもはげる人ははげます。

つまり、白髪にもAGAにもなりやすい方は、どちらも早い段階から予防しておくことをおすすめします。

「自分は白髪になりやすいタイプだから禿げないだろう」と考えていると、後悔することになりかねませんよ!

白髪の原因

白髪の原因は明らかになっていませんが、よく挙げられるのがこちらです。

  • メラノサイトの減少
  • 酸化ストレスの活性化
  • 遺伝

実際に、このような報告があります。

主な原因として,メラニン合成系の異常,毛包色素細胞の増殖の減少などが知られているほか,DNA 損傷の蓄積,酸化ストレスとそれに伴う活性酸素(ROS)の蓄積なども報告されている10, 11)。

引用:毛のメラニン科学と白髪化

それぞれ説明します。

メラノサイトの減少

まず、もともと髪は白い状態で生えてきます。

具体的に言うと、色素幹細胞から作られたメラノサイトが髪の根元に移動し、毛母細胞に受け渡されて白い髪に黒い色が入るのです。

メラノサイトがなんらかの理由で減少すると、髪が黒く染まらないため、「白髪」と呼ばれる状態になるわけです。

なお、メラノサイトが減少する原因はあきらかになっていません。

酸化ストレスの活性化

酸化ストレスは、こういった原因で活性化しやすくなります。

  • 喫煙
  • 偏った食生活
  • 睡眠不足
  • 過度の運動、運動不足など

白髪だけでなく、老化や疾病などさまざまな健康被害の引き金になりかねません。

若白髪は遺伝的な要因も

2016年にイギリスで、「白髪は遺伝子IRF4が関与している」という研究結果が報告されました。

今回の研究で分かったのは、白髪への変化において役割を担っているのが遺伝子IRF4だということ。同遺伝子については、これまでの研究で、髪の色に影響を及ぼすことが知られていた。

引用:AFP「白髪化促す遺伝子特定、研究」

まだ研究段階であり、IRF4がどのように関与しているのかは判明していません。

ただ、両親や祖父母が白髪の場合は「白髪になりやすい」と心がけておいたほうがいいでしょう。

早期発症は病気やストレスが関与している可能性も

いわゆる「若白髪」は、病気や生活習慣、ストレスなどの関与も示されています。

その早期発症には色素を受容して毛包や毛髪を形成するケラチノサイトのさまざまな遺伝学的変異や生理学的異常,慢性胃腸疾患や甲状腺疾患,生活習慣やストレスなどの関与も示されている

引用:毛のメラニン科学と白髪化

つまり、偏った食生活やストレスを溜め込みやすい環境にある方は、白髪を発症しやすいわけです。

具体的なことは研究段階ですが、白髪に悩む方は食生活・環境を見直すのも大事です。

AGAの原因

次に、AGAの原因について紹介します。

AGAは研究が進み、ある程度原因がわかっています。

酵素と男性ホルモン

AGAの原因は、脱毛因子や脱毛タンパク質を放出する「DHT(ジヒドロテストステロン)」にあります。

DHTとは、男性ホルモンであるテストステロンが「5αリダクターゼ」の影響で変化したものです。

DHT ジヒドロテストステロン

つまり、白髪の方でも「5αリダクターゼ」が少なければAGAの可能性も少ないですし、多ければ可能性も高くなるわけです。

なお、AGAは白髪と違ってストレスと関係がありません。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

AGAも遺伝的な要因がある

近年の研究で、AGAも遺伝的な要因があるとわかってきました。

具体的に言えば、DHTと結びつく「アンドロゲンレセプター」は、X染色体上に存在することが判明したのです。

X染色体は女性から受け継がれるものであることから、「母方の祖父」が薄毛なら自分も薄毛になる可能性が高いわけです。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

白髪を防ぐためには

白髪は確たる原因があきらかになっていないため、治療薬などは存在しません。

また、髪のメラノサイトが完全に枯渇してしまった場合、「元通りにはならない」と言われています。

ブラックリバース処方

メラノサイトが残っている場合、「ブラックリバース処方」で白髪が改善する可能性があります。

ブラックリバース処方とは、株式会社ネイチャーラボとカナダのルーカスマイヤーコスメティックス社が共同開発したメラノサイトを活性化させる成分のことです。

株式会社ネイチャーラボ(東京都渋谷区)は、カナダのルーカスマイヤーコスメティックス社との共同開発を通じて、世界で初めて髪色のメラニン色素を細胞レベルで活性化させることで、日本人(アジア人)の白髪化した毛髪を自然に回復させ、黒髪を取り戻す「ブラックリバース」成分の開発に成功しました。

引用:PR TIMES

公式サイトでは臨床試験のデータも公開しており、男女ともに効果が見られています。

ただ、ブラックリバース処方はメラノサイトを活性化させるものであるため、枯渇している場合は意味がありません。

白髪で禿げないようにするには

以上のことから、男性は「白髪」と「禿げないこと」両方に気を付けなければなりません。

ただ、どのように対策を取ればいいかわからない、という方も多いですよね。

そこで、白髪で禿げないようにするための対策・対処法を紹介します。

科学的根拠に基づいたAGA治療

上で見たように、AGAはある程度原因が明らかになっています。

だからこそ、間違った情報を鵜呑みにするのではなく、科学的根拠に基づいたAGA治療をはじめなければなりません。

科学的根拠に基づいたAGA治療として推奨されているのがこちらです。

  • フィナステリドの内服
  • デュタステリドの内服
  • ミノキシジルの外用

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ヘアマッサージ

研究によって、ヘアマッサージをすることでミノキシジルを外用したときと同じ現象が起こるとわかっています。

つまり、ヘアマッサージはAGA治療の効果を高める上で非常に重要なのです。

ただし、やり方を間違えると頭皮を傷つけてしまう恐れがあるので注意してください!

効果的なヘアマッサージはこちらをご覧ください。

食生活の見直し

AGA治療の効果を高めるには、食生活も大事です。

食生活は、「髪の3大栄養素」と呼ばれるこれらの栄養素を取り入れてください。

  • タンパク質
  • ビタミン
  • 亜鉛

これらは強い髪を育てる上で大事です。

タンパク質は髪を構成する「ケラチン」を生み出し、亜鉛はその生成をサポートします。

亜鉛 効果

ビタミンB、ビタミンCは頭皮環境の維持に大事な栄養素です。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

薄毛かどうかはHIXでチェック

薄毛かどうかは、自分ではなかなかチェックできません。

しかし、AGAは治療をはじめない限りどんどん進行していくので、早めに認識するのが大事です。

そこでおすすめなのが、AGA管理アプリの「HIX」です。

HIXを使えば、頭皮の写真を送るだけでAI・プロの毛髪診断士が無料で薄毛を分析してくれます。

おすすめのクリニックや治療方針も教えてくれるので、ダウンロードしておいて損はありませんよ!

この記事の監修者

日野
日野毛髪診断士
公益社団法人日本毛髪科学協会が認定する「毛髪診断士®」
(19年12月取得|認定番号:第A20185号)
AGAアプリ「HIX」専属の毛髪診断士として、3千人以上の方の相談やカウンセリングなどを担当

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