【毛髪診断士監修】頭皮に大きいニキビができた!よくある原因とおすすめ治療方法解説

【毛髪診断士監修】頭皮に大きいニキビができた!よくある原因とおすすめ治療方法解説

頭皮に大きいできものができた場合、ニキビの可能性があります。

ニキビは顔だけではなく、頭皮にできることもあるのです。

深刻な病気ではないにせよ、頭皮環境が悪くなっている可能性があるため早めに改善しましょう。

この記事では、そんな頭皮に大きいニキビができる原因やニキビの改善方法などを解説します。

ニキビとは

ニキビとは皮膚の発疹で、「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれる病気でもあります。

ニキビは主に3つの理由で発生します。

  • 毛穴づまり
  • 皮脂の過剰分泌
  • アクネ菌の繁殖

皮膚が正常な状態であれば、汚れた皮脂はターンオーバーとともに排出されます。

しかし、ターンオーバーがうまくいかないと毛穴がつまり、皮脂が過剰に分泌され、アクネ菌が繁殖しやすくなるのです。

アクネ菌とは肌に常在している菌の一種で、リパーゼ酵素を出すことによって脂肪を分解し、「遊離脂肪酸」という物質を生みだすとされています。

この「遊離脂肪酸」が毛穴を刺激し、ニキビを悪化させていくわけです。

なお、大人になってから出る発疹を「吹き出物」と呼びますが、どちらも「尋常性ざ瘡」であることに違いはありません。

頭皮に大きいニキビができる原因

ニキビは基本的に顔面や額なのにできますが、頭皮に発生する場合もあります。

頭皮に大きいニキビができる主な原因がこちらです。

  • 頭皮の炎症
  • 栄養バランスの乱れ
  • 生活習慣の悪化

それぞれ説明します。

頭皮の炎症

炎症にはさまざまな種類がありますが、どんなタイプにせよ、発生すると頭皮のターンオーバーがうまくいかなくなります。

ターンオーバーがうまくいかないとニキビができやすくなるのは、上で説明したとおりです。

炎症が発生するとかゆみなどが伴うこともあるため、爪でかきむしることでさらに悪化する場合もあります。

大きなフケが出たり、耳・首の裏が赤くなっていたりする場合は炎症を疑いましょう。

栄養バランスの乱れ

ニキビの原因になりやすいのが、ビタミンB群とビタミンCです。

ビタミンB群は皮膚や粘膜の健康を維持し、ビタミンCにはコラーゲン生成のサポートをする働きがあります。

ビタミンB群が足りないと頭皮が脂質になりやすいですし、ビタミンCが不十分だとターンオーバーがうまく起こりません。

これらは頭皮のニキビだけじゃなく、抜け毛の原因になる場合もあります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

生活習慣の悪化

ストレスフルな生活や偏った生活習慣もニキビの原因とされています。

実際に、スタンフォード大学の調査によると、「試験期間中は試験期間外に比べてニキビになる人の割合が多い」とわかっているそうです。※

他にも、ストレスによって血中のコルチゾールレベルが上がり、ニキビになりやすくなるのではないかという指摘もあります。※

(※ 参考:肌のクリニック高円寺麹町「ニキビの原因と悪化要因」

他方で、ストレスとはげ(AGA)はなんの関係性もないので安心してください。

ストレスは溜め込まないのが大事ですが、AGAはストレスを減らすことで改善できるものではありません。

詳しくはこちらの記事でまとめています。

頭皮に現れるニキビ以外の症状

頭皮に現れるのはニキビだけではありません。

ニキビのようなものができても断定しすぎないようにしましょう。

毛包炎

毛包炎とは毛包に発生する炎症で、頭皮に傷がついた際に、細菌などが入ることで引き起こされます。

ニキビのように赤く腫れ、かゆくなったりヒリヒリしたりします。

ひどくなれば炎症の範囲が広がり、発熱や大量不良になる可能性もありますが、清潔にしていれば1週間程度で改善することが多いです。

ただし、進行しすぎるとウミを取り除くために手術などが必要になる恐れもあるので注意してください。

丘疹

丘疹とは、いわゆる「ブツブツ」のことです。

さまざまな原因で発生しますが、頭皮環境の悪化によるものが多いです。

急にできた場合は、整髪料やシャンプーの成分などによるアレルギー症状が原因の場合もあります。

まずは利用をやめて、繰り返し起こるようであれば医療機関でパッチテストを実施するのがおすすめですよ。

腫瘍

頭皮のできものが「ニキビにしては大きいな」と感じる場合、腫瘍の可能性が疑われます。

腫瘍は大きく2種類に分けられます。

良性腫瘍 悪性腫瘍
ほくろ
粉瘤
脂漏性角化症
黄色腫
脂肪腫
ガングリオン
など
基底細胞腫
有棘細胞腫
悪性黒色腫
など

基本的に良性のものであれば、深刻に考える必要はありません。

しかし、自分で良性か悪性かを判断するのは非常に難しいです。

「腫瘍かもしれない」と感じた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

頭皮の大きいニキビの治療法

頭皮のニキビは症状が軽度なら、ある程度自分で治療できる病気です。

ここでは頭皮のニキビを治療するための基本的な方法を紹介します。

まずはシャンプーなどで頭皮の炎症を抑える

軽度の炎症や湿疹なら、シャンプーを変えることで改善を期待できます。

シャンプーを選ぶコツはこちらを参考にしてください。

  • 洗浄力がゆるく保湿力の高いアミノ酸系シャンプーを選ぶ
  • ミコナゾール配合のシャンプーを選ぶ
  • 自分の肌質に合わせる

男性の中には「汗をかくから」と洗浄力の強いシャンプーを使っている方がいますが、こちらはあまりおすすめできません。

なぜなら、頭皮にとって必要な皮脂まで洗い流してしまうからです。

ほどんどの汚れは40度前後のお湯で落ちるので、シャンプーは洗浄力より保湿力を重視しましょう。

脂漏性皮膚炎などの疑いがある場合は、ミコナゾール配合のシャンプーを選んでください。

詳しくはこちらの記事でまとめています。

改善しない場合はステロイド剤などを試す

シャンプーで改善されない場合は、ステロイド外用薬などを試してみましょう。

ステロイド外用薬は、5段階のランクに分かれています。

ステロイドの効果が弱いものは「OTC医薬品」として、各ドラッグショップで購入できます。

弱いと言えど、ステロイドの大量使用・長期使用は副作用のリスクを引き起こす可能性があります。購入する際は、薬剤師さんに相談するのがおすすめです。

市販で打っているステロイド外用薬がこちらです。

  • メンソレータム メディクイックHゴールド:ランク「弱い」
  • ムヒHD:ランク「普通」
  • ベトネベートクリームS:ランク「強い」

症状が悪化する場合はクリニックを受診

ステロイド外用薬を使っても症状が悪化する場合は、クリニックで診てもらってください。

どんな病気も早期発見・早期治療が大事ですよ。

最近では、オンラインで診察してくれるクリニックも増えています。

忙しくて病院を訪れられない方は、オンライン診察などを利用してみましょう。

まとめ

頭皮の大きいニキビについてまとめます。

ニキビは頭皮環境が悪いとできる

炎症や食生活の乱れ、ストレスなどが原因とされている

ニキビ以外にも毛包炎や腫瘍などの可能性を疑う

シャンプーを変えて市販のステロイド外用薬を使ってみる

それでも改善しない場合は医療機関を利用する

ニキビは深刻な病気ではありませんが、頭皮環境が荒れている証拠です。

抜け毛などの原因になりかねないので、早めに対処しましょう。

この記事の監修者

日野
日野毛髪診断士
公益社団法人日本毛髪科学協会が認定する「毛髪診断士®」
(19年12月取得|認定番号:第A20185号)
AGAアプリ「HIX」専属の毛髪診断士として、3千人以上の方の相談やカウンセリングなどを担当

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