【管理栄養士監修】ビオチンの副作用は心配しなくてもいい?副作用の報告があるのか調査

【管理栄養士監修】ビオチンの副作用は心配しなくてもいい?副作用の報告があるのか調査

ビオチンは髪の生成に良い影響を与える栄養素です。

しかし、気になるのが「摂りすぎることによる副作用があるのかないのか」ですよね。

副作用があるのだとしたら、十分に気を付けなければなりません。

この記事では、そんなビオチンの副作用を中心に、効果や髪に与える影響について解説します。

ビオチンとは

ビオチンとはビタミンB群に属する水溶性のビタミンで、「ビタミンH」とも呼ばれています。

髪の毛の主成分となる「ケラチン(タンパク質)」の生成に重要な役割を果たし、脂質やタンパク質、糖質の代謝に深い関わりを持っています。

そのためビオチンをしっかり摂取することで、強い髪の育成と健康な体作りを期待できるわけです。

ビオチンの効果

ビオチンにはさまざまな効果がありますが、ここでは男性にとって大事なポイントを2つ挙げます。

  • ケラチンを作り出す手助け
  • 皮膚炎、ニキビなどの治療に使われる

それぞれ簡単に説明します。

ケラチンを作り出す手助け

髪の毛は、約80%が「ケラチンでできている」と言われています。

ケラチンとは、「タンパク質が変化したもの」と考えてください。

具体的に言うと、食事などで摂取されたタンパク質がアミノ酸に分解され、「ケラチン」に再結合するのです。

亜鉛 効果

この「アミノ酸」から「ケラチン」に再結合する際にサポートの役割を果たすのが、亜鉛やビオチンなのです。

つまり、亜鉛やビオチンが欠けていればアミノ酸がケラチンに変わらず、健康な髪が育ちません。

このようにビオチンは、ケラチンの生成において重要な役割を果たしていると考えられているのです。

皮膚炎、ニキビなどの治療に使われる

ビオチンは皮膚炎やニキビなどの治療薬に使われています。

実際の研究でも、「抗炎症物質を生成する」とわかっています。

ビオチンは、抗炎症物質を生成することによってアレルギー症状を緩和する作用がある。

引用:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)

つまり、ビオチンを摂取することによって炎症を防ぎ、粘膜などを健康に保つ効果が期待できるわけです。

ビオチンが不足すると肌の炎症やトラブルに見舞われかねないので注意してください。

ビオチンの副作用

そんな「体に良い影響を与える」とされるビオチンですが、気になるのは副作用です。

基本的に、サプリメントや食事などでビオチンを多く摂取したとしても心配する必要はありません。

基本的に心配する必要はない

厚生労働省が定めるビオチンの目安摂取量はこちらをご覧ください。

【ビオチンの食事摂取基準(μg/日)】

男性 女性
0~5ヶ月 4 4
6 ~11ヶ月 5 5
1〜5歳 20 20
6〜9歳 30 30
10〜11歳 40 40
12歳以上 50 50

(参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」)

目安としてこのように定められていますが、基本的には過剰摂取による副作用を心配する必要はありません。

なぜなら、必要でない分は体の外に排出されるからです。

実際に、過剰摂取による健康被害の報告はありません。

通常の食品で可食部 100 g 当たりのビオチン含量が数十 µg を超える食品は、レバーを除き存在
せず、通常の食品を摂取している者で、過剰摂取による健康障害が発現したという報告は見当たら
ない。

(引用:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」)

だからといってビオチンを多く含む食事ばかりに偏ってしまうと、その他の栄養素が欠けてしまったり多くなってしまったりします。

食事はバランスを意識して、必要な栄養素をまんべんなく摂るよう心がけてください。

ビオチン欠乏症

逆に、ビオチンが少なすぎると「ビオチン欠乏症」を発症してしまう恐れがあります。

ビオチン欠乏症にはこのような症状があります。

  • 湿疹る
  • 舌乳頭萎縮
  • 食欲不振
  • 振戦
  • 筋肉痛

参考:あたらしい皮膚科学:第3版

ただ、ビオチン欠乏症は極めて稀な症状なので、食事を十分に摂っているなら心配する必要はありません。

なぜなら、ビオチンはさまざまな食品に含まれている上に腸内細菌によっても合成されるからです。

上で解説したように多く摂取してもリスクは低いと考えられるため、できる限り意識的にビオチンを取り入れるのがおすすめです。

ビオチンは髪に良い?

結論から言えば、ビオチンを摂取したからといってAGA治療できるわけではありません。

しかし、髪に良い影響を与えることは事実であり、しっかりと摂取することで健康な髪の維持を期待できます。

AGAの直接的な治療にはならない

そもそもAGA最大の原因は「男性ホルモン」と体内の酵素です。

男性ホルモンであるテストステロンが「5αリダクターゼ」と呼ばれる酵素と結びつき、DHT(ジヒドロテストステロン)に変化するのですが、この「DHT」が抜け毛作用のあるタンパク質・因子を放出するのです。

つまり、AGAを防ぐためには、「5αリダクターゼ」を抑えてDHTの働きを阻害しなければなりません。

この「5αリダクターゼを抑えてDHTの働きを阻害する」という働きを持っているのは、国内において以下の2つだけです。

  • フィナステリド
  • デュタステリド

これら以外にも、ミノキシジルによって発毛を促し、ヘアサイクルを正常化させるという方法もAGAを治療として推奨されています。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

【2021年最新】おすすめのAGA対策とは?AGAガイドラインから正しい方法を紹介

しかし、髪の健康に関わっているとされている

一方で、上記したようにビオチンにはケラチンの生成をサポートする役割があります。

つまり、AGAの原因を改善するものではないにせよ、髪に良い影響を与えるのは事実なのです。

ビオチンを十分に摂取できていると健康な髪が育ちやすい上に、炎症を抑える働きがあることから、髪の発育に大事な頭皮環境の改善も期待できます。

ビオチンはこういった食品に多く含まれています。

  • 乾燥パン酵母
  • まいたけ
  • レバー
  • 粉からし
  • らっかせい、バターピーナッツ

普段の食事にこういった食品が足りていないと感じる場合、意識して取り入れるようにしてみてください。

まとめ

ビオチンの副作用についてまとめます。

  • ビオチンには過剰摂取などによる副作用は報告されていない
  • 「ビオチン欠乏症」という症状はあるものの、心配しすぎる必要はない
  • ビオチンを取り入れてもAGAは治療できない
  • しかし、髪の生成には重要な役割を果たす
  • 健康な髪を作るためにも、ビオチンの摂取がおすすめ

ビオチンを摂取すると同時に、AGA治療をはじめるのもおすすめです。

AGAは治療しない限り、進行が止まりません。

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