【薬剤師監修】ミノタブは副作用に注意!飲み方やおすすめな人の特徴も解説

【薬剤師監修】ミノタブは副作用に注意!飲み方やおすすめな人の特徴も解説

AGA治療としてミノタブの服用を検討しているなら、しっかりと副作用について把握しておかなければなりません。

なぜかというと、ミノタブの副作用は人によって深刻な健康被害を引き起こす恐れがあるからです。

この記事では、そんなミノタブの副作用について解説します。

ミノタブとは

ミノタブを検討している方の中には、十分な知識がないまま購入しようとする男性も存在します。

どういうものなのかを知らずに服用するのは賢明だと言えません。

そこで、まずはミノタブについて簡単に説明します。

ミノキシジルの内服薬

ミノタブは、国内で唯一発毛効果が認められた「ミノキシジル」配合のタブレット型内服薬です。

ミノタブの効果については、この「ミノキシジルがどういう作用で発毛を促すか」を理解するのが大事です。

まず、ミノキシジルには2つの効果があります。

  1. 毛の成長を促し太く育てる
  2. 血流を良くして毛に栄養を届ける

髪には「成長期→退行期→休止期→脱毛」というヘアサイクルがあるのですが、AGAになるとそのサイクルが乱れ、髪が十分に成長しないまま抜けてしまいます。

ミノキシジルは毛包を活性化して発毛を促進させるとともに、髪の成長を促し、ヘアサイクルを正常化させるのです。

ミノキシジルの外用もミノタブも、基本的な作用は同じです。

ただ、内服は吸収効率が良くなるためより大きな効果を得られる可能性がある一方、副作用のリスクも高くなってしまうので気を付けてください。

治療薬として認可されている国はない

さらに、ミノタブは日本のみならず、世界中で治療薬として認可されていません。

ミノタブを手に入れるためには医師に診断してもらった上で、インフォームド・コンセントにより副作用や効用など十分な説明を受ける必要があります。

海外の個人輸入を使えば処方箋なしで手に入れられる可能性もありますが、偽物やトラブルに見舞われるリスクがあるので注意しましょう。

 

また、日本においてもAGA治療の方針をまとめた「AGAガイドライン」において副作用の面などから「推奨度:D(行うべきではない)」と定めています。

このように、ミノタブの使用は自己責任が基本になるので気を付けてください。

ミノタブの副作用について

ミノタブは発毛効果が期待できる一方、副作用を引き起こす恐れも無視できません。

ここではミノタブの副作用について解説します。

多毛症

ミノタブは頭髪だけでなく、全身の毛を増やす副作用があるとされています。

ミノキシジルの作用が血流に乗って全身に行き渡るためです。

実際にSNSを見てみると、「服用したら他の毛も濃くなった」という利用者の声がありました。

血圧低下・心拍数増加

ミノタブの副作用でもっとも気を付けなければならないのが、血圧低下や心拍数増加などの「重大な心血管系障害を引き起こす可能性がある」という点です。

ミノキシジルは非常に作用が強い成分とされており、心臓や肺などの循環器系に悪影響を及ぼしてしまう恐れがあるのです。

高血圧や低血圧、心臓に持病のある人は、特に服用を避けるようにしてください。

持病がなくても、体に違和感を抱いたり不調を感じたりした場合はすぐに医師に相談しましょう。

他にも、内服用製剤にある添付文書中の「市販後調査欄」には、以下の副作用が記載されています。

  • 胸痛
  • 動悸
  • 息切れ
  • 呼吸困難
  • うっ血性心不全
  • むくみ
  • 体重増加

ミノタブがおすすめな人

今まで説明してきたとおり、ミノタブはリスクをしっかり考慮しなければ後悔することになりかねません。

そこで、ミノタブがおすすめできるであろう人の特徴を紹介します。

今までのAGA治療で効果が見られなかった

AGA治療にはミノキシジルの内服だけでなく、さまざまな方法があります。

たとえば、『AGAガイドライン』で推奨度が「A(行うよう強く勧める)」とされているのがこちらです。

  • フィナステリドの内服
  • デュタステリドの内服
  • ミノキシジルの外用

これらはミノタブと違い、AGAの改善において科学的な根拠とエビデンスが示されているため、まずはこれらの治療法を試してみることをおすすめします。

これらの治療法を試してみても効果が見られなかった場合は、医師に相談のもと、ミノタブの服用を検討してみても良いでしょう。

副作用のリスクを承知している

副作用のリスクを承知するのは、ミノタブを服用する上で大前提になります。

ミノタブは厚労省未承認薬であるため、深刻な副作用が起きても「医薬品副作用被害救済制度」の対象とならず、治療費などは全額自己負担になる可能性が高いので気を付けてください。

ただ、副作用があるのはミノタブだけに限りません。

ミノキシジルの外用、フィナステリド・デュタステリドの内服などにも、少なからず副作用の危険性はあることを承知しておきましょう。

ミノタブの飲み方

上で紹介したようにミノキシジルは深刻な副作用リスクがあるので、「含有量が少ないもの」を飲むようにしてください。

基本的には2.5㎎×2回で最高10㎎までが一般的な考え方ですが、医師によっては高容量処方に慎重派な方もいます。

そもそもミノタブの処方に反対する医師も多いほど、他の治療方法に比べれば副作用リスクが高いことも把握しておきましょう。

 

このように、ミノタブは同じ内服薬であるフィナステリドやデュタステリドより重大な副作用が起きるリスクが高いです。

きちんと医師の診断、指導の下で服用することを推奨します。

まとめ

ミノタブの副作用についてまとめます。

  • ミノタブはミノキシジルの内服薬
  • ミノキシジルは発毛と毛包の成長を促進させる
  • 作用が非常に強く、心臓・肺などの循環器系に副作用を引き起こす危険性がある
  • 治療薬として承認している国はなく、日本でも治療方法としては推奨されていない
  • リスクを把握して自己責任で処方する

この記事の監修者

金澤大介
金澤大介薬剤師
薬局薬剤師としてAGAや頭皮湿疹などの調剤や服薬支援を多数経験
自分自身も薄毛に悩んだ経験から、髪や頭皮の悩みを抱える方に科学的根拠に基づいた予防や治療を提供したいという思いでAGAアプリHIXを開発
AGAアプリHIXを運営する㈱エムボックスの代表取締役

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