【毛髪診断士監修】ストレスでハゲるのは本当?髪に与える影響と予防法解説

【毛髪診断士監修】ストレスでハゲるのは本当?髪に与える影響と予防法解説

若くしてハゲている人を目にすると、「ストレスがあるんだな」と感じてしまうことがあるでしょう。

しかし、ストレスとハゲは「科学的根拠がない」と言われています。

この記事では、ストレスとハゲの関係性やストレスが髪に与える影響・予防法などを解説します。

ストレスとハゲには科学的根拠なし?

まず、一言で「ハゲ」といっても、その原因や症状はさまざまです。

  • AGA(男性型脱毛症)
  • FAGA(女性型脱毛症)
  • 円形型脱毛症
  • 休止期脱毛症など

結論から言えば、この中で「ストレスが原因」という可能性があるのは「休止期脱毛症」だけです。

それ以外は「ストレスが原因ではない」という可能性が高い、つまりストレス以外に原因があるとされています。

ストレスが原因と考えられる薄毛

ストレスが原因と考えられる薄毛は、主に女性に見られる脱毛症の「休止期脱毛症」です。

そもそも髪は、「成長期→退行期→休止期」というヘアサイクルと繰り返す、とされています。

休止期脱毛症はこのヘアサイクルが崩れ、成長期から急に「休止期」に移行したり、「休止期」の割合が増えたりしてしまうのです。

ただ、注意してほしいのですが、「ストレスが原因の一つ」というだけで、ストレスが確実に原因であるわけではありません。

休止期脱毛症はストレス以外にも、このようにさまざまな原因が考えられます。

妊娠・出産、発熱・消耗性疾患、急激な減量、精神的ストレス、外科手術および各種薬剤などが原因となる。

引用:「毛髪と全身・他臓器疾患

ストレスを解消すれば改善するわけではないかもしれないので、早めに専門の医師に相談することをおすすめします。

ストレスが原因ではない薄毛

AGA(男性型脱毛症)、FAGA(女性型脱毛症)、円形型脱毛症などは「ストレスが原因ではない」とされています。

何が原因かというと、多くの場合は「男性ホルモン」です。

男性ホルモンであるテストステロンが「5αリダクターゼ」という酵素の作用で脱毛を促す「DHT」に変換され、髪が成長する前に抜けてしまうのです。

つまり、AGAはストレスよりも、この「5αリダクターゼ」が体内に多い、もしくは「DHT」をキャッチする「アンドロゲン受容体」の感度が高い方が「なりやすい」とされています。

ストレスが髪に与える影響

上で見たように、ストレスは「休止期脱毛症」を除いてハゲの原因とは考えられにくいと言えます。

ただ、そもそもストレスには明確な定義がないため、「まったく関係がない」とは言い切れないのも事実でしょう。

そこで、あくまでハゲの原因となる科学的根拠はないものの、髪に対する「考えられる影響」について解説します。

血行不良

ストレスで自律神経が乱れると、血液の循環調整機能が十分に働かなくなる可能性があります。

そうなると血管が収縮し、髪の成長に必要な要素が届きにくくなることも考えられるのです。

栄養素が届きにくくなれば、AGA治療や予防も十分な効果を得られない場合があるので気を付けてください。

ホルモンバランスの乱れ

特に女性は、ホルモンバランスの乱れによって薄毛になる可能性もあります。

上で説明したとおり、AGAの原因は男性ホルモンのテストステロンです。

普段、女性は女性ホルモンのエストロゲンが分泌されているためテストステロンの働きが抑制されているのですが、ホルモンバランスの乱れや加齢などでエストロゲンが減ってしまうこともあります。

そうするとテストステロンの働きが目立つようになるため、抜け毛のリスクが高まるわけです。

食欲不振

食生活も髪の成長を左右する原因の一つと考えられています。

たとえば、髪はケラチンと呼ばれる成分でできているのですが、そのケラチンは「亜鉛」によってたんぱく質が姿を変えたものなのです。

食欲不振で食生活が偏ったり食事の量そのものが減ったしまったりすると、こういった「髪を生成する成分」が体に取り込まれません。

結果として髪が成長しないまま抜けてしまうことも考えられるのです。

ストレスによる抜け毛を予防するコツ

ストレスは髪に悪影響を与える可能性がありますし、「休止期脱毛症」の原因の一つともされています。

また、髪以外にも精神疾患などのリスクもあるため、軽減できればそれに越したことはありません。

そこで、ここではストレスによる抜け毛を予防するコツについて解説します。

ストレスに強い体作り

まず心がけてほしいのが、「規則正しい生活」です。

日光を浴びる、適度な運動をするなど規則正しい生活を心がけることによって、体内に「セロトニン」という神経伝達物質が分泌されやすくなります。

セロトニンはストレス軽減効果があるとされており、日光や運動の他、トリプトファンというアミノ酸を摂取することによっても生成されます。

ただ、「セロトニンを分泌させたいから」といって偏った食生活になるのは逆効果なので気を付けてください。

食生活についてはこちらの記事でまとめています。

【管理栄養士監修】サプリメントや食事で薄毛は治りません、でも予防や対策にはとても大切です。

ストレス解消も大事

いくらストレスに強い体を作っても、ストレスをゼロにすることはできません。

趣味に打ち込んだりリフレッシュしたりして、ストレスを解消するのも大事です。

ただ、繰り返しますがストレスはハゲの直接的な原因にはならないことがほとんどです。

薄毛が気になり始めたら、ストレス解消に勤しむのではなくクリニックの受診や毛髪のチェックをしてみましょう。

この記事を監修したHIXスタッフ

毛髪診断士 日野

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