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【薬剤師監修】男性型脱毛症の種類や原因を解説!無料でチェックする方法も

男性なら誰でも「自分は男性型脱毛症なのかもしれない」と不安に感じることがありますよね。

ただ、「具体的にどういった症状が男性型脱毛症なのか」「どの部分をチェックすれば男性型脱毛症と言えるのか」などを知っている方は多くありません。

そこで、この記事では男性型脱毛症の種類や原因を解説し、チェック方法を紹介します。

そもそも男性型脱毛症とは

一般的に男性の「脱毛症」と言われる症状には、たくさんの種類があります。

  • 男性型脱毛症

  • 脂漏性脱毛症

  • 円形脱毛症…など

さまざまな脱毛症の原因があるわけですが、もっとも多いのが男性型脱毛症(AGA)。

男性型脱毛症は男性ホルモンのテストステロンが「5αリダクターゼ」という酵素と結びつき、脱毛を促すDHT(ジヒドロテストステロン)に変換することが原因とされています。

なお、「壮年期脱毛症」という言葉もありますが、こちらは主にミノキシジル外用剤の適応症として用いられており、「男性型脱毛症(AGA)と同義」と考えても問題ありません。

男性型脱毛症の種類と原因

次に、男性型脱毛症の種類と原因を見ていきましょう。

まず、男性型脱毛症は「ハミルトン・ノーウッド分類」で細かく分類されています。

男性型脱毛症の種類


「ハミルトン・ノーウッド分類」とは、アメリカの医師ハミルトン氏が実際の症例を集めて作ったものです。

まずは生え際の後退からはじまり、そこからM字に進行したり頭頂部・前頭部に薄毛が見られたりしていきます。

それぞれ症例の形から、このように称されることも多いです。

  • 頭頂部:O型

  • 生え際:M型

  • 前頭部:U型

このうち、「頭頂部:O型」と「生え際:M型」は特に「日本人に多い」とされています。

「ハミルトン・ノーウッド分類」を使って、自分がどのパターンに当てはまるかチェックしてみてください。

初期症状を自覚できると、AGAの進行を改善できる可能性が高まります。

また、自分のパターンを知ることで、治療の方針を立てやすくなります。

男性型脱毛症には「フィナステリド」「デュタステリド」という内服薬があるのですが、これらはそれぞれ作用する部分が違います。

こちらの「5αリダクターゼの違い」をご覧ください。

  • 5αリダクターゼI型→側頭部や後頭部

  • 5αリダクターゼII型→前頭部(M字部分)や後頭部

このように5αリダクターゼには2種類あり、それぞれ異なる部位に存在します。

「フィナステリド」「デュタステリド」は5αリダクターゼを抑制する働きがあるのですが、「フィナステリド」はI型のみ、「デュタステリド」はI型・II型両方に作用するのです。

(プロペシアはフィナステリドの商品名、ザガーロはデュタステリドの商品名)

ただ、フィナステリドもデュタステリドでも医薬品なので、処方してもらうには医師による診断が必要です。

こちらの記事で処方してもらえるAGAクリニックをまとめています。

参考

【薬剤師監修】おすすめAGAクリニック9選|フィナステリドの安い順で紹介

男性型脱毛症の原因

冒頭でも触れましたが、男性型脱毛症の主な原因は「DHT(ジヒドロテストステロン)」と呼ばれる男性ホルモンです。

本来、髪は「成長→休止→脱毛」というヘアサイクルを繰り返します。

しかし、DHTが増えると髪が成長する前に抜けてしまい、ヘアサイクルが乱れてしまうわけです。




また、人によっては「AGAになりやすい遺伝子」を持っている方もいます。

男性ホルモンの受容体である「アンドロゲンレセプター」が多いとAGAになりやすく、少ないとなりにくいと言われているのです。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

参考

【男性必見】将来禿げる人の特徴ベスト3効果的な対処法も紹介

男性型脱毛症と女性型脱毛症の違い

上で繰り返し説明してきたように、男性型脱毛症は「男性ホルモン」が主な原因とされています。

しかし、女性でも薄毛の方や急に髪が抜けてしまう方もいますよね。

ここでは男性型脱毛症(AGA)と女性型脱毛症(FAGA)の違いについて説明します。

原因

男性型脱毛症と同じように、女性も男性ホルモンが原因と考えられています。

女性は女性ホルモンである「エストロゲン」が正常に分泌されていると、男性ホルモンが髪に悪影響を与えることはほとんどありません。

しかし、更年期などでエストロゲンが少なくなると男性ホルモンが優位になり、AGAに似たような症状を引き起こします。

また、生活習慣や自律神経の悪化からホルモンバランスが乱れ、抜け毛や薄毛につながる可能性もあります。

種類・症状

男性型脱毛症は「生え際」「頭頂部」など局所的な症状が目立ちますが、女性型脱毛症は頭部全体が薄くなることが多いです。

他にも、「牽引性脱毛症」「分娩後脱毛症」など男性には見られない症状の種類もあります。

「髪が薄くなってきた」と感じる場合は、クリニックなどの受診をおすすめします。

抜け毛の成因について解説

抜け毛は男性ホルモンによるヘアサイクルの乱れが最大の原因ですが、気をつけるべき点は他にもあります。

頭皮環境の悪化や栄養不足が原因で、ヘアサイクルが乱れることもあります。

大事なのは、「自分が男性型脱毛症なのかどうか」もしくは「男性型脱毛症になりかけているのか」を自覚することです。

ただ、「ハミルトン・ノーウッド分類」でセルフチェックしてみても「分かりづらい」と感じる方や「男性型脱毛症とは認めたくない」と思う方もいるでしょう。

そこでおすすめしたいのが、AGA管理アプリの「HIX」です。

HIXを使えば、自分の薄毛の進行度合いや頭皮の状態をAIと毛髪診断士が無料で分析してくれます。

HIXの使い方や実際の使い勝手などはこちらの記事でまとめているので、参考にしてみてください。


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