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【男性必見】M字はげに育毛剤は効果なし?おすすめ治療法と対策を解説

男性の中でも特に心配する人が多いのが、生え際の後退によるいわゆる「M字はげ」ですよね。

M字はげを改善しようとして育毛剤の購入を検討している方もいるでしょうが、結論から言えば、いったん踏みとどまったほうが賢明です。

この記事では、M字はげに対するおすすめの治療法や対策について解説します。

M字はげの原因

そもそもM字はげに明確な定義はありません。

ただ、AGAによる症状の一つとして生え際が後退し、額がいわゆる「M字」になることはあります。

この「AGAかどうか」を見分けるには、こちらを参考にしてください。

  1. 「角額」の先端が「頭頂線」の前方2cmを超えて後退しているかどうか
  2. 徐々に後退しているかどうか

それぞれ説明します。

「角額」の先端が「頭頂線」の前方2cmを超えて後退しているかどうか

自分で「AGAかどうか」をチェックする簡単な方法があります。

まず、耳の穴から頭のてっぺんに垂直の線を引いてください。

次に、その先から2センチ前方に垂直の線を引きましょう。

この「2センチ前方の線」より自分の生え際が後退していればAGAの可能性が高く、後退していなければ可能性は低いと考えられます。

2cm 2 1

徐々に後退しているかどうか

AGAは年単位でゆっくり進行します。

つまり、昔の写真などと見比べて「髪が減ってきたな」と感じる場合、AGAの可能性が高いと言えるでしょう。

一方、「ある日突然一気に髪が抜けた」というのは別の疾患が考えられるので気を付けてください。

M字はげは育毛剤で治る?

結論から言えば、育毛剤だけではM字はげを十分に治すことができない場合もあるので注意してください。

そのことを説明するために、「育毛剤」と「発毛剤」の違いについて解説します。

育毛剤と発毛剤の違い

育毛剤と発毛剤の違いは、このように理解してください。

発毛剤 育毛剤
目的 新しい毛を増やす 生えている毛を維持させる
分類 医薬品 医薬部外品等
ミノキシジル 含まれている 含まれていない

つまり、M字はげでもAGAがそこまで進行しておらず、「生えている毛を維持したい」と考えるなら、育毛剤だけでも十分に効果を得られる場合があるわけです。

一方で、生え際が後退してしまい、「新しい毛を増やしたい」と考えるなら、育毛剤ではなく発毛剤も使うことが必要になります。

まずは自分の目的が「生えている毛の維持」なのか「新しい毛を増やすこと」なのかを明確にしましょう。

発毛剤と育毛剤の違いについては、こちらの記事でも詳しくまとめています。

根拠のない治療法に注意

髪を増やす方法や抜け毛を予防する方法には、科学的根拠のない民間療法や都市伝説が数多く存在します。

たとえば、「わかめや海苔を食べれば髪が増える」という情報がありますが、これには科学的な根拠やエビデンスがいっさいありません。

科学的に立証されていない方法で髪を増やそうとしても、あまり効果が得られず時間や労力を無駄にしてしまう恐れがあります。

M字はげを治療・予防したいなら、「AGAガイドラン」に基づいた方法がおすすめです。

「AGAガイドライン」についてはこちらの記事をご覧ください。

M字はげのおすすめ治療法&対策

これまでM字はげの人はAGAの疑いがあり、AGAを治療するには科学的根拠に基づいた治療法が大事、と説明してきました。

ただ、「結局どういう治療法や対策を取ればいいかわからない」という方がほとんどでしょう。

そこで、ここではおすすめの治療法と対策を紹介します。

ミノキシジル外用

市販の薬でM字はげを治療したい場合、ミノキシジル配合の発毛剤を使いましょう。

ミノキシジルとは、国内で唯一発毛効果が認められた成分です。

AGAは男性ホルモンの影響で髪が成長する前に抜けてしまうのですが、ミノキシジルは2つの効果でそれを防ぎます。

  1. 毛の成長を促し太く育てる
  2. 血流を良くして毛に栄養を届ける

詳しくはこちらをご覧ください。

対策 H9&C3

このように、乱れたヘアサイクルを正常に戻すのがミノキシジルの効果です。

ミノキシジルは「ミノタブ」と呼ばれる内服薬もありますが、ミノタブは高い発毛効果が期待できる一方で、副作用報告もあることから、「AGAガイドライン」では推奨されていません。
使用を希望する際には、クリニックを受診して医師の診察の下に服用されるのがお勧めです。

なので、まずはミノキシジルの外用からはじめてみることをおすすめします。

ただし、M字があまりにも進行してしまった場合、ミノキシジルだけでは改善できない可能性もあります。

ミノキシジルの効能は「壮年期脱毛症」なのですが、リアップなどの説明資料から、ミノキシジルは主に頭頂部を中心とした脱毛に効果があることが分かるからです。

この場合、専門医などに相談のもと、他の治療法を組み合わせてみることをおすすめします。

フィナステリドやデュタステリドの内服薬

フィナステリド(プロペシア)やデュタステリド(ザガーロ)は「AGAガイドライン」で強く推奨されている治療法で、どちらもAGAの原因とされる「DHT」の働きを阻害する役割があります。

DHTは男性ホルモンが「5αリダクターゼ」と結びつくことによって作られるのですが、この「5αリダクターゼ」には2種類あり、それぞれ分布している部位が異なります。

  • I型→側頭部や後頭部
  • II型→前頭部(M字部分)や後頭部

M字部分に見られるのは、このうち「5αリダクターゼII型」のほうです。

対策 C2

「5αリダクターゼII型」はフィナステリド(プロペシア)とデュタステリド(ザガーロ)、両方で効果を期待できます。

2つの違いを詳細に知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

M字はげが気になりだしたらHIXを使ってみよう

中には「受診が必要なくらい進行しているかどうかわからない」という方や、「どういったクリニックを受診すればいいかわからない」という方もいるでしょう。

そういう方におすすめしたいのが、AGA管理アプリの「HIX(ヒックス)」です。

HIXを使えば無料でAIが自分の毛髪・頭皮をチェックしてくれますし、おすすめのクリニックも見つけてくれます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。